秋といえば、シャフトメーカーから次々と新モデルが登場する季節。ツアーも後半戦を迎えたところで、プロたちがこぞって投入する時期でもあるのだ。するとツアー現場で見慣れないシャフト発見! 月刊ゴルフダイジェスト誌のツアー担当・ケンジロウが直撃した。

新しいアッタスの名前の由来は“銀座7丁目”!?

続いてのご紹介はUSTマミヤのアッタスシリーズ「アッタスG7(ジーセブン)」。「4U(フォーユー)」とか「5GoGo(ゴーゴーゴー)」とか「6☆(ロックスター)」とか何かとそのネーミングで話題を集めていたアッタス。

「次は何になるの?」とプロの間でも噂されるほど関心を持たれていたのですが、「G7」とは意外と普通に来ましたね。そしてその意味を聞くと、「会社が銀座7丁目にあるので……」(USTマミヤ・ツアー担当石川さん)とのこと。えー、何か今までと全然路線が違うような…...。

画像: 今回USTマミヤから新しく登場した「アッタス G7」。一体、どんなシャフトなのだろう?

今回USTマミヤから新しく登場した「アッタス G7」。一体、どんなシャフトなのだろう?

「いやいや、先進7か国首脳会議の“G7”の意味もあるんですよ」(石川さん)とあたふた。まあどっちが先かわからないけど、でも毎回いろいろ考えてきますよね。次の“8”が何になるか? そのうちこのコーナーでアイデアを募集しましょうかねぇ。いかがですか? マミヤさん。

さて、その性能はというと「クセのなさは今まで通りなんですが、アッタス6☆と同じで今回も“走り系”なんです。6☆が素直に走るタイプなら、G7は強烈に弾くタイプ。はまる人は、けっこう距離が出ると思いますよ。でも中間部が固くなっていて、思い切り振っても先が走りすぎない。スピンが安定していて中弾道で強い球が出ますよ」(前出石川さん)

今回はアッタス史上初めて47インチ標準にしているそうで、シャフトを長目に作るとその威力を発揮してくれるとか。その効果もあったのか、あのギアにうるさい片山晋呉が46.25インチで現在テストしていて、使用に向けてかなり前向きだとか。

画像: 前モデルのアッタス「5GoGo」はオレンジ色だったが、今回は落ち着いた紫色できた

前モデルのアッタス「5GoGo」はオレンジ色だったが、今回は落ち着いた紫色できた

初めて片山プロがテストしたとき、私もその現場を見ていました。ちょうど1カ月前のミュゼプラチナムオープンの練習日でしたね。片山プロはいろんなギアを練習場試すのは有名ですが、それをそのまま練習ラウンドに持っていって使うのはけっこうマレ。

そんな中で、このG7に関しては、コースにすんなり持って行ったんです。「コレいいじゃん意外と悪くないよね。クセがなくて、自分の意図通りの球が打てる」とは片山プロのコメント。石川さん、最大限の評価をいただきましたね。

画像: さっそく興味を持って試打をした片山晋呉にも好感触だったようだ

さっそく興味を持って試打をした片山晋呉にも好感触だったようだ

最初、6Xを打って右にいっていたところを「軽く感じるから7Xにして」という片山プロの要望で、重さを上げて、その結果球が強くなったとか。もう少し調整すれば試合でもいけそうな感じだそうです。次のKBCオーガスタで紫色のシャフトが火を噴くかな?

また、女子では香妻琴乃プロが新しいG7を投入しました。元々5GoGoのピンクバージョンを使用していましたが、今度はG7のピンクバージョンにチェンジ。去年はサマンサタバサの試合でお気に入りのピンク色に変えてから秋の好調につながった香妻プロこと“こっちゃん”。今年もそのサマンサの試合からG7を投入。ゲンを担ぐわけじゃないけど、なんか後半戦に期待がかかりますね。

「以前の5GoGoより、球のつかまりがいいですね。けっこう楽につかまるから、安心して振れます。最近はつかまえにいって、左右にミスをするケースが多かったので、頑張らなくてもつかまるのが嬉しい。飛距離はそこまで変わらないですけど、方向性は安定しましたね」(香妻)

画像: 女子にはピンクのコスメバージョンも登場。近いうちにピンクも市販されるのかもしれない

女子にはピンクのコスメバージョンも登場。近いうちにピンクも市販されるのかもしれない

前出の石川さんによれば、新しいシャフトを渡してちょっと打っただけで、すぐに実戦投入のOKが出たとか。こちらも高評価ですね。このピンクバージョンのG7、一般売りしてくれないかな。

画像: 香妻プロは、ドライバー、3W、5Wの3モデルをすべてG7に変えた

香妻プロは、ドライバー、3W、5Wの3モデルをすべてG7に変えた

こちらアッタスG7の気になる発売日は9月11日ということです。ちょうど1か月後ぐらいですね。グラファイトとアッタスのその後の情報が入みなさんにお届けします。

写真/有原裕晶

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