日本のコースガイドは数あれど、「誰もが回れて楽しめる」100コースを選ぼうというのがこの企画です。

第1回は「箱根湖畔GC」。箱根の芦ノ湖の北側に位置しています。東名高速御殿場ICから細くうねった乙女峠を攻めるか、箱根新道~芦ノ湖スカイラインを上るか、アクセスは2通りですが、どちらも面白いドライブが楽しめるルートです。

コースは18ホール、バックティからで6488ヤードと距離はありません。しかししかし、調査隊はこの「短距離コース」をなめていたのです。ティショットがそこそこ当たると、グリーンを狙いたくなるのがゴルファーの性。しかしこのコースはその心理を巧みに揺さぶってくるのです。

画像1: 「100選」認定第1号は
箱根湖畔ゴルフコース

ご覧のように、グリーンのまわりに池を配置し、「さあ狙っておいで」とコースが囁いているかのよう。アドレスするといつもよりも力が入っているのが自分で分かります。ダウンスウィングでさらに力み、池、もしくはダフってしまうという情けない有様……。ゴルファーとしての力量の無さを露呈してしまいました。

ハイライトのひとつは標高782メートルの地点から打ち下ろす5番ホール。とはいえ単純に「豪快に打ち下ろ」していけばいいわけではなく、やはりプレースメントショットが求められると思います。

画像2: 「100選」認定第1号は
箱根湖畔ゴルフコース

もうひとつのハイライトは、わずか107ヤードのパー3。ウェッジで打てば簡単じゃない?と思いませんか?実はこのコース、シニアの試合も行われているのですが名うてのプロの10人にひとりが池ポチャを喫したといういわくつきのホールなんです。

画像3: 「100選」認定第1号は
箱根湖畔ゴルフコース

そんな前情報が耳に入ると、またまたカラダがカチコチに。ティグラウンドから池が左に見えるからなのか、どうしても普通の状態でショットに臨むことが難しい。隊員の私は、ひとりでにドキドキしてきました。もう打つしかない!と開き直り、50度のウェッジで
8割スウィング。まずまず当たって私は乗せることができました。

しかし写真の隊長補佐(HC5.5)はグリーン奥に外し、池に向かって下る恐ろしいアプローチを残してしまいます。隊長はダフって池ポチャ。「見えないプレッシャーがあるね」と語っていました。

一打一打、どこに打つかをよく考える。実に当たり前のことが、当たり前にできないと
攻略できない、面白いホールばかりでした。並み以上の飛距離が出れば「いっちょ狙ってやろう!」と気合が入るもの。しかしその誘惑をいかに断ち切るか。パー5のティショットをアイアンで打つくらいの気概がないと、真の攻略は難しいと感じました。

画像4: 「100選」認定第1号は
箱根湖畔ゴルフコース

箱根の風も、芦ノ湖に関係する芝目も、プレーに華(毒……?)を添えてくれます。箱根湖畔GC、いつかリベンジに向かいたいと思わせてくれました!

画像5: 「100選」認定第1号は
箱根湖畔ゴルフコース

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