ベントグリーンにとって上半期のベストシーズンが到来します。太平洋ビザマスターズの会場である太平洋クラブ御殿場コースの市村キーパーに聞いてきました。

10月のトーナメントに
負けないコンディション

この時期のベントグリーンは春を過ぎて冬のダメージから回復して、体力も蓄えてきました。前半戦の最高のコンディションだという。

「ベント芝は寒地型の芝といって冬でも緑色であることと、短く刈っても健康に育ってくれるところが大きな特徴です。6月は上半期のベストシーズン、最高の状態に仕上げるのはキーパーの腕の見せ所です」

画像1: 10月のトーナメントに 負けないコンディション

太平洋クラブ御殿場コースではグリーンの更新作業はこの機械「バーチドレン」で月に2回この作業を行っている。

画像2: 10月のトーナメントに 負けないコンディション
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更新作業とはグリーンの芝に穴の開いたパイプを刺して、その部分の芝を抜き取る。そこに焼いた砂を上からかけてならす。そうすると芝から新しい根や芽が生えることで、養分をを吸収して元気な芝を維持できるそうです。

穴をあける効果は、いくつもあって「踏まれても土壌が硬くなり過ぎない、透水性の確保、酸素も十分に取り込めます。御殿場コースでは大きな穴はあけずに細い穴でパッティングへの影響を最小限にしているんです」

芝の声が聞こえる!?

御殿場コースの市村キーパーは芝と会話をしながらどれくらの水を撒くのか。肥料や刈高を決めているそう。芝と会話??

半分は冗談ですが、どこのコースのグリーンキーパーも実際に芝の状態をみて対話しながら維持管理をしているんです。

細い葉がツンツンと立つ

葉っぱだけが砂の上に出ていて、葉も立っているのが理想とする生え方

画像1: 細い葉がツンツンと立つ

「葉が細く立つように仕上げています。面が均一にそろって転がりがよくなりスピードも速くなりますね。砂をまくことで、茎や根を守ることができて表面の葉だけが刈られるようしているんです」

この状態だとスムーズに転がらないけど、ゴルフってそういうものじゃないですか? 風や芝、自然を相手にした不確定要素があるから運・不運もあってゴルフ面白さにつながっているのでは?

画像2: 細い葉がツンツンと立つ

そなんだったんですね。6月のベストコンディションが待ち遠しい!

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