前回は、締まりやすい砂について、砂の専門家・砂山さんにお話をお聞きしました。つづきまして、難易度の高い『フカフカなバンカー』についてです。ちなみに上写真はリージャスクレストロイヤルコース18番、ガードバンカーの砂。手に乗せるとサラサラと落ちていく、粒子の細かい砂です。コイツが目玉になりやすくて怖いんだ…。

画像: 「こんなバンカーは目いっぱいフェースを開いてバウンスを使い、怖がらずに振り切ることです」と砂山さん。所属コースではバンカーの腕が広まり、初対面のゴルファーからバンカー脱出法を聞かれることもあると言う。

「こんなバンカーは目いっぱいフェースを開いてバウンスを使い、怖がらずに振り切ることです」と砂山さん。所属コースではバンカーの腕が広まり、初対面のゴルファーからバンカー脱出法を聞かれることもあると言う。

画像: こちらが海砂。中国の海南省や鹿児島県・吹上産が有名。

こちらが海砂。中国の海南省や鹿児島県・吹上産が有名。

見た目に美しいけれど厄介な代表格が海砂。「白くて見た目が良いことから、リゾートコースなどで多く使われますね。ですが粒子が細かく揃っているので、砂が締まりにくい。大目玉になりやすいのがこのタイプの砂ですね」

画像: こちらオークヴィレッジGCの17番パー3「ザ・コンベンショナル」。日本一あごの高いバンカーを持つと言う難関パー3。白い海砂が使われていて、見た目には美しいが…。

こちらオークヴィレッジGCの17番パー3「ザ・コンベンショナル」。日本一あごの高いバンカーを持つと言う難関パー3。白い海砂が使われていて、見た目には美しいが…。

画像: こちらは大理石を砕いた『砕砂』。海砂のように見た目は美しく、パウダー状で粒もそろっているが、粒の形状が角ばっているので、比較的締まりやすい。

こちらは大理石を砕いた『砕砂』。海砂のように見た目は美しく、パウダー状で粒もそろっているが、粒の形状が角ばっているので、比較的締まりやすい。

というように、ひとことで『バンカー』と言っても、性格は対照的。ちなみに砂山さんは、柔らかいバンカーではバウンスのあるタイプを使い、締まったタイプのバンカーには、バウンスのないタイプと、2本のSWを使い分けているそうです。

「以前は、多くのコースでクロスバンカーは締まりやすい砂が、ガードバンカーは柔らかい砂が使われていました。でも最近、経済的な事情で、2種類を使い分けるコースが減ってきています。さらに砂の入れ替えはお金がかかるので、何年も同じ砂を使わざるを得ないコースも多い」

画像: 『砂愛』がこうじて、自宅敷地内にバンカーを作ってしまった砂山さん。もちろん使われている砂は最高級品なのだが、「バンカー1つでも、とてもお金がかかるんですよ」という。18ホールの砂を入れ替えると、数千万円かかってしまうそうだ。

『砂愛』がこうじて、自宅敷地内にバンカーを作ってしまった砂山さん。もちろん使われている砂は最高級品なのだが、「バンカー1つでも、とてもお金がかかるんですよ」という。18ホールの砂を入れ替えると、数千万円かかってしまうそうだ。

砂は時間が経つと粒子同士が噛み合って、固く締まってしまう。「何年かに一度、砂を総入れ替えするか、定期的にひっくり返して、粒子の間に空気を入れてやらないといけないんですが、砂は皆さんが思っている以上に高いんです。費用的な問題ですが、砂を入れ替えていなかったりメンテがされていないコースの砂は固く締まり、バウンスが跳ね返されやすいんですよ。よく言われる『砂がない』という状態は、砂の量が少ないのではなく、粒同士がこうやって固く締まった状態なんですよ」

ちなみに「固く締まったバンカーは、バウンスの少ないウェッジで、エッジから入れるのが良いですね。ベアグラウンドと同じく、エッジが突き刺さることなく滑ってくれますよ」と砂山さん。ぜひ試してみたい打ち方ですね。

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