この時季、ゴルフ場へ着いたらスゴい霧…なんてことありますよね。ほとんどの人は「せっかくのラウンドなのに…」とガックリすると思いますが、霧だからこそ良いこともあるということを、特に霧の多い高原コースで耳にします。

画像1: 霧のゴルフ、実は良い練習になる?

ティグラウンドでたまに見るこの矢印。特に霧が多いコースではよく見かけますが、濃霧になると、この矢印がなければどこへ打ったらいいのか分からないケースがたまにあります。

画像2: 霧のゴルフ、実は良い練習になる?

こんな時「どこに打ったらいいの…?」ってなりがちですが、ティグラウンドでたまに見かける矢印は、こんな時に威力を発揮してくれます。

画像3: 霧のゴルフ、実は良い練習になる?

この矢印に向かって打てばいいわけですね。
せっかくなら景色を楽しみたいところですが、こうなってしまったら仕方ないです。小誌連載「予約の達人」で全国のゴルフ場を取材して回っていると、こんなケースがたまにあるのですが、こんな日もラウンドしている方に声をかけてみると、そのほとんどがシングルのメンバーさん。

そこで耳にしたのは「霧の方が真っすぐ飛ばせる」ということ。先日、菅平でお会いしたシングルさんいわく「どうしても色々見えてしまうと、コースの設計や地形などに惑わされてしまい、ちゃんと立てなくなってしまうのですが、霧の日はアドレスする時に近くの目標物を見るしかないので、むしろちゃんと立てるんですよね」。なるほど、プロがアドレスを取る時、近くのスパットに対し構えるというのと同じ原理ですか。

画像: ちなみにそのシングルさんは普段は白いボールですが、霧の日は黄色いボールを使っていました。さすが手慣れてますね…。

ちなみにそのシングルさんは普段は白いボールですが、霧の日は黄色いボールを使っていました。さすが手慣れてますね…。

また、書籍「痛快! ゴルフ勉強法」著者で脳神経学者の大井静雄先生は「たとえばフェアウェイ右側に池があったとします。特に池が苦手な人は”嫌だな~”とそっちを見ますよね。池に気を取られるがあまり、その方向にアドレスしてしまうんです。そして池に向かって振ってしまう。『池が嫌だ』と思った時点で、池に入れるように頭と体が動いてしまっているんですよね」と、視覚が脳と体に及ぼす影響を解説。たしかに「池だ~」「OBが浅い…」などと気にしたホールでは、大体やらかしてしまいますよね…。

「アドレスに入ったら、あとは普段通りに身体を回すだけ」実際のコースではなかなかできないことを、霧のコースは思い出させてくれるのでしょう。そう考えれば、霧のゴルフも悪くなかったりします。

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