記憶に残るパットの名手を聞かれたら、1995年のマスターズで2度目の勝利を収めた「ベン・クレンショー」を思い浮かべます。

コーチであるハービ―・ペニックが大会の5日前に他界し”亡き恩師の魂という15本目のクラブ”と戦ったという話は、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

その95年7月に掲載された「転がりのいいパットテク」を江連忠プロの解説でお届けします。

転がりのいい球とは

ボールがいったん水平にスライドしてから転がり始めます。下の写真と比べるとわかりますが、インパクト後のボールが跳ねていません。距離の長いパットの時には跳ねますが、転がりの悪いパットに比べ、跳ねる距離が短く、高さも低いのが特徴です。

画像: 転がりのいい球とは

転がりの悪い球

インパクト直後のボールがスキップ(跳ねる)してから転がり始めます。初速は速いが転がりが悪いために、球足が伸びません。上の写真は等速で均一の転がりをしていますが、下の写真は球の回転は速いものの球の赤道がブレて転がっているのがわかります。

画像: 転がりの悪い球

球の赤道をパターの下で打つ

転がりのいい球は、打った後なるべくスキップする距離が短くすぐに転がり始める球です。このためを打つためには、バックスピンのかかるような打ち方をしないことが大切です。

画像1: 球の赤道をパターの下で打つ

軌道の最下点より5センチ左にボールを置き、パターヘッドが軌道の最下点を過ぎてからボールに当たるようにすることが大切です。ボールの赤道をフェースの下で打つようにして、意識としてはボールをこすり上げるというより、ヘッドを低く長く目標に出していく感じでストロークすると良いでしょう。

画像2: 球の赤道をパターの下で打つ

ボールが一定の向きで
転がるヘッド軌道

フェースの打点とヘッドの入射角の次はヘッドの軌道です。ボールの転がりが均一の回転で転がるためにはストロークの軌道がポイントになります。

2~3メートルまでならほぼストレートな軌道を、それ以上長い場合は、ややインサイドアウトでストロークするようにしてください。どちらもストローク中はなるべくフェースの向きを変えないことが大切です。

画像1: ボールが一定の向きで 転がるヘッド軌道

転がりのいいパッティングをすれば、ボールの赤道は同じ向きのまま転がります。

画像2: ボールが一定の向きで 転がるヘッド軌道

ストロークを安定させる
4つのプラクティス

その1 ラインに沿ってストロークする

ストロークの軌道を安定させるために、ストレートなラインに沿ってパッティングをする練習をするようにしましょう。ヒモでもゴムでも構いません。ストレートならいんを作ってストロークします。

ショートパットではなるべくストレートにストローク、ロングパットではややインサイドアウトを心がけましょう。

1ラウンドの平均パットはどれくらいでしょうか? 100前後のアベレージゴルファーは36~40パットの間と言われていますが、30パットが実現できれば100切りは達成できているはずです。

4つの練習を朝の練習グリーンで試してみてはいかがでしょうか。

一部引用/月刊ゴルフダイジェスト1995年7月号

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