太ももの裏側とお尻、ふくらはぎを強化しよう!

ゴルファーには腰痛で悩んでいる人が非常に多い。今回は、「腰の痛み」について、石渡俊彦プロに聞いてみました!

解説してくれる人

画像: 石渡俊彦プロ 技術、道具、フィジカルから多角的にレッスンを展開。2004年ゴルフダイジェスト社「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞

石渡俊彦プロ
技術、道具、フィジカルから多角的にレッスンを展開。2004年ゴルフダイジェスト社「レッスン・オブ・ザ・イヤー」受賞

「ゴルファーには腰痛を抱えている人がたくさんいます。プロゴルファーの場合、非常に多い練習量と、休みない試合と移動の連続が腰に大きく負担をかけます。しかし、プロゴルファーほどの練習量もラウンド数もないアマチュアの場合、日ごろのデスクワークや日常生活の中での負担が、ゴルフスウィングの捻転や、ラウンドの歩行なので一気に爆発するケースがほとんどです」

では、どのように防げはよろしいでしょうか?

「日ごろからのストレッチやスタート前後の準備・整理運動がとても大事ですが、それと同時に「歩く力」の強化が大きな効果があります」

「普段から腰に負担をかけている人の多くが、歩くための筋肉が使えておらず、上手に歩けずに腰で動きを補っているのです。ラウンド後に太ももの裏側やお尻、ふくらはぎが張る人は、歩く能力が低い証拠。ラウンド中やプレーした日の夜に脚がつる人も同様です」

チェック!お尻を上げてしっかり歩けてますか?

歩く姿勢を見たときに、お尻の位置が低く、背筋が曲がって振り出す脚が伸びない人は要注意。お尻をキュッと上げて、手と脚を大きく振り出して、かかとから接地してつま先を蹴って歩こう。

トレーニング1
「かかと上げ」でふくらはぎを強化(15回×3セット)

足を肩幅に広げてつま先を30度くらい開いて足立ち、かかとを上げる運動。外側荷重にならないように注意。

トレーニング2
スクワットで太もも強化(10回×3セット)

足を肩幅くらいに広げ、左右均等に、土踏まずから拇趾丘付近に体重をかける。そこからひざが前に出ないようにゆっくりしゃがみ、その姿勢を3秒キープしてから立ち上がろう。

トレーニング3
四つんばいで足を振り上げてお尻を強化(10回×2セット)

両手は肩の真下に置き、つま先を立てた四つんばいになる。そこから片足をお腹に引きつける様に上げた後、後ろに振り上げる運動をしよう。

まずは、太ももの裏側やふくらはぎ、お尻の筋肉を強化し、足を大きく振り出してかかかとのやや外側から着地して蹴るという正しい動きを身につけることが大切!歩くための筋力を強化して、腰に負担をかけないようにしましょうね!

2014年月刊ゴルフダイジェスト9月号出典

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