【動画】ドライバーの飛距離アップ！体重移動は「右→左→右→左」

【毎週金曜更新】プロゴルファー木村友栄の「わかりました！」
あなたのスウィングここがダメ！

木村友栄プロが、アマチュアゴルファーのお悩みを３つのポイントでわかりやすくレッスンしてくれます！

今回は関原正和さん。関原さんは、「ドライバーが飛ばない」とのお悩みでした。早速、関原さんのお悩みをキムトモのレッスンで解決！POINT３つを紹介します。

POINT１
ティアップの高さとボールの位置を合わせよう

今回のお悩みのゴルファー関原さんのミスショットはいわゆる“チョロ”が出てしまいます。クラブヘッドの軌道とボールの位置の関係が合っていないようでした。ドライバーショットの場合はレベルかややアッパーブローの軌道でボールをとらえたいのですが、関原さんのクラブヘッドの軌道は、インサイドアウトでやや強めのアッパーブローになっています。

セットしたボールの位置が左つま先前でティアップが低めでした。そうするとクラブヘッドが最下点を過ぎて上昇しながらインパクトを迎えるのですが、ティアップが低すぎたためにフェースの下のほうに当たってしまい“チョロ”になっていました。

インパクト前後30センチのクラブヘッドの動きを意識してみましょう。ボールの位置とティアップの高さをクラブヘッドの軌道と合わせることが大切です。ボールの位置を右に置きすぎるとダウンブローで当たることになりますし、左に置きすぎるとアッパーブロー軌道で当たりやすくなります。

インパクト前後のクラブヘッドの軌道をもう一度イメージしてみましょう。

POINT２
インパクトでは手元の通り道を確保

関原さんはクラブヘッドをインサイドから下ろそうとする意識するあまり、前傾した腰の角度が伸びて手元の通り道が狭くなっていました。そのせいでクラブは寝てフェースは開き強いインサイドアウトの軌道になりやすくなります。

アドレスで作った前傾角をキープするにはお尻位置をキープしたまま回転させる意識が必要です。腰の前傾角が伸びる動きをエクステンションと呼びますが、多くのアマチュアゴルファーに見られる現象で右へのすっぽ抜けや、チーピンの原因になります。

この動きを防ぐポイントはトップからの切り返しで左の股関節に体重を乗せる（移動する）意識を持ってみましょう。 左の股関節に体重を乗せる意識をすると、重心が低くなり腰が伸びる動きを防ぐことができます。 ここで注意するポイントが一つあります。

今まで腰が伸びてボール方向に近づいて打っていたので、腰がその場で回転するようになるとボールに届かなくなってトップすることが多くなります。その場合は、ボールの近くに立つようにしましょう。%%redボールの近くに立っても左の股関節に体重を乗せる意識を持つと、前傾角がキープされて手元の通り道は確保されます。

POINT３
体重移動は「右 左 右 左」で行おう

飛距離を生む原動力は体重移動にあるといっても過言ではありません。バックスウィングで右に乗せた体重を左サイドに移すことでダウンスウィングがスタートします。左サイドを軸に回転していきますが、そのまま左に移動し続けてしまうと、頭が突っ込んでビハインド・ザ・ボールをキープできません。どこかのタイミングで移動を止めて一瞬右に体重を戻すことでクラブヘッドが走るようになります。

飛ばしには重要な動きなので、メディシンボールや水の入った2リッターのペットボトルなど少し重いものを持って投げるような動作をしてみて下さい。振り子の中心を右に動かしてスタートし、インパクト付近では腕から先だけが走る感覚をつかんでください。

ショートアイアンやアプローチのような小さなスウィングの動きでも加重は少ないですが同じように体重移動が行われています。クラブの動きは手先の使い方ではなく体の動きによって決まります。ぜひ、試してみて下さい。

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