現在、日本ツアー参戦中で絶好調の石川遼選手。

彼が、2007年5月のマンシングウェアオープンで、15歳8か月というツアー最年少記録で優勝したのは誰もが知っているはず。

しかし、石川選手が破るまで、最年少記録を保持していたのは誰なのかご存知ですか?
その選手の名はセベ・バレステロス

欧州ツアー50勝、米PGAツアー9勝、日本でも日本オープン2年連続優勝など全世界で91勝を挙げたゴルフ史上に残る名プレーヤーの一人です。

貧しい家庭に生まれ、幼いころからキャディをして家計を助け、やっと手に入れた3番アイアン1本でゴルフをマスターしたという彼は、常識はずれのミラクルショットで世界のゴルフファンの度肝を抜きました。

スペインが誇るカリスマゴルファーの強さの理由は何だったのか。彼の言葉から、その秘密を紐解きます。

画像: 1977年日本オープンでのバレステロス

1977年日本オープンでのバレステロス

強さの秘訣は身体に流れる「マタドール」の血

ーあなたは20歳になりたての頃に、ニクラスほかアメリカのトッププロをこてんぱんにやっつけちゃった人ですよね?

セベ まぁ、そうですね。相手をあまりにもこっぴどく叩きのめすんで、人によってはわたしを、”容赦のないヤツ”と呼ぶ連中もいました。

画像: 1981年全米オープン 青木功と同組のバレステロス

1981年全米オープン 青木功と同組のバレステロス

ー”生まれながらの刺客”と評する人もいましたね。

セベ ああ、キラー・インスティンクトのことね?相手に立ち直れないぐらい大きなダメージを与えようとする激しさがあった、人の目にはそういう風に映ったんでしょうね。

ーファイティングスピリットが旺盛だったということでしょうか?

セベ そう、人間は2種類いるんですよ。ファイティングスピリットを生まれながらに持っているタイプと、持っていないタイプ。持っている人間っていうのは、数が限られていて、それが、口はばったいけど、カリスマ性につながるんじゃないでしょうか。

ー天からの授かりもの?

セベ たぶん。私の場合はマタドールを生んだラテンの血や、父親の強い性格を受け継いだという要素もあるでしょう。プレッシャーがかかった局面で、私はどうしたらリラックスでき、そのプレッシャーをはねのけられるかを悟っていたとは思います。

画像: 強さの秘訣は身体に流れる「マタドール」の血

例えば床の上に寝ころんだ状態で、1センチたりとも身動きせず1時間じっとしていろ、と言われたらそれができる。深い呼吸をしながら、気をつま先から頭へ、頭から再びつま先へと意識的に動かしながら送っていきます。

すると全身から余計な力が抜け、ある種無我の境地というか、瞑想状態に入ることが可能になるんです。こういう境地でゴルフが出来る人間は、昔ならアーノルド・パーマー、今ならタイガー・ウッズぐらいなんじゃないかな。

月刊ゴルフダイジェスト 2002年3月号

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