ツアーもいよいよ終盤戦。賞金女王争い同様、シード権争いも熾烈を極めてくる季節。女子は50位までに入らないと、シードを獲得できない。毎年有力選手がこの当落線上に名を連ねる。今回は女子ツアーで、シード権喪失危機にある有力選手を紹介しよう。

賞金女王がまさかのシード喪失危機

今年のシード権争い、注目は森田理香子だ。森田といえば2013年に23歳という若さで賞金女王に輝いたのが記憶に新しい。

画像: 2013年は、横峯さくらとの賞金女王争いが最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」までもつれたが、130万円差で逃げ切った。

2013年は、横峯さくらとの賞金女王争いが最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」までもつれたが、130万円差で逃げ切った。

しかし2014年は3月の「Tポイントレディス」で勝利したものの、この1勝に終わり、翌2015年は未勝利に終わった。賞金ランキングも2014年16位、2015年20位とシード権こそ失うことはなかったが、徐々に順位を下げていく。

画像: 2014年の「Tポイントレディス」を境に優勝から遠ざかっている

2014年の「Tポイントレディス」を境に優勝から遠ざかっている

そして、今シーズンはここまで未勝利。獲得賞金額は1005万7528円で賞金ランキングは68位(2016年11月9日現在)だ。上位50位までにシード権が与えられるので、この順位はかなり危うい状況といえる。賞金女王には3年間シード与えられるが、その賞金女王シードが切れる今年にシードを失う危機にあるとは、それだけプロの厳しさを窺い知れる。

シード獲得ラインの50位前後には錚々たる顔ぶれが並ぶ

先も述べたが女子のシード権は上位50位までの選手に与えられる。現在その50位前後には有力選手たちがひしめき合っている。53位(獲得賞金1695万円)・一ノ瀬優希、52位(獲得賞金1799万円)・藤本麻子、51位(獲得賞金1915万円)・藤田光里など有力選手たちもこのままではシード権を失うことになってしまうというギリギリの戦いを強いられている。

シード圏内に目をやると50位(獲得賞金1926万円)・金田久美子、49位(獲得賞金1954万円)・香妻琴乃、48位(獲得賞金1969万円)・茂木宏美 、47位(獲得賞金2033万円)・服部真夕、46位(獲得賞金2065万円)・比嘉真美子と、ここにも有力選手の名前が並ぶ。最後まで油断できない順位だ。

残り2戦ですべてが決する。

女子ツアーは残り3試合。ただし最終戦の「ツアーチャンピオンシップリコーカップ」の参加資格はその年の優勝者および賞金ランキング25位以内の選手のみなので、実質彼女たちに残されているのは2試合だ。残り2戦ですべてが決着する。希望を繋ぐためチャンスへ彼女たちから目が離せない。

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