一年の始まりにはその年のゴルフの目標を立てたいもの。しかし、目標設定というのは意外と難しいもの。目標が高すぎると実現しそうにないし、かといって低すぎてもつまらない。そこで今回は、プロ野球、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手が実践して結果を出した「マンダラート」を活用した目標実現法を紹介しよう。

3×3の9マスが目標を明確にしてくれる

まず今回活用する「マンダラート」は概要はこうだ。

3×3、9マスの表の中心マスにメインテーマ(目標)を書く。そしてそれを囲う8マスには、その目標を達成するために必要な要素を書き込んでいく。次に周りの8マスのうち1マスを選び、それをまた中心マスに移して、再びそれに必要な要素を8個書いて表にしたもの。

では実際に大谷翔平が高校時代に作った「マンダラート」をご覧いただこう。

画像: 「8球団からドラフト1位指名を受ける」というのをメインテーマにしたマンダラート

「8球団からドラフト1位指名を受ける」というのをメインテーマにしたマンダラート

大谷は、「8球団からドラフト1位指名を受ける」ことを目標に「マンダラート」を作成した。これは当時花巻東高校野球部監督・佐々木さんが大谷に伝授したもので、自分の目標を文字にすることで、やるべきことが明確になる効果がある。

マンダラートの作り方

この「マンダラート」をゴルファーのみなさんも作ってみようというのが今回の提案だ。まずは中心に自分の目標“メインテーマ”を入れてみよう。たとえば「100切り」とか「ベストスコア更新」。そしてそれに必要な要素を8個考える。このとき、いつ、どの場面で、どのように、どう考えて行動したのかを書くことで、継続的に続けるメンタルトレーニングにもなるのだ。

次に8個それぞれのメインテーマを実現するために、必要なことをまた8個考える。とにかく無理やりにでも考えることが大事。そして完成した「マンダラート」は読み返し、自分がやるべきことを脳に刷り込ませよう。

画像: マンダラートの作り方

メインテーマに必要な要素8個はすぐに思い浮かぶのだが、「マンダラート」を作るうえでもっとも難しいのは、さらにそれに必要な要素を8個作るということ。コツは、上の画像にもあるように、あまり考えこまないで、漠然としたものでもいい。

「マンダラート」が優れているのはとにかく埋めるだけでもいいということ。結果目標とプロセス目標がビジュアル化され、目標実現に必要な思考力と発想力が増すのだ。

しかもこの「マンダラート」は、年始めにするのが効果的。新年を迎えるタイミングで目標を設定することで、過去の記憶がリセットされやすい。2017年の正月は、書き初め感覚で「マンダラート」を作ってみてはいかがだろうか。

この「マンダラート」を上手くゴルフに活用する方法については、月刊ゴルフダイジェスト2017年2月号で紹介しているので、こちらも要チェック!

This article is a sponsored article by
''.