18歳のとき、突如「プロゴルファーになろう!」と思い立ったという甲田良美。経験ゼロ。知識ゼロ。やる気と体力だけは十分のソフトボール少女は、経験ゼロからその後ツアーで勝利を収めるほどの選手にまで成長する。彼女を強くした練習を当時の思い出とともに振り返る、ノスタルジーレッスン第2回!

コースデビュー1カ月前、ドライバーが「解禁」されたが……どスライス!

来る日も来る日もサンド、9番、7番を1日1000球、時にはそれ以上打ち続ける日々が続いて、いよいよコースデビューが1カ月後に迫った頃、ようやくドライバーが解禁になりました。

球筋は見事なスライス。最初のうちはスライスしか出ませんでしたから、私はアマチュアの方の気持ちがよくわかります(笑)。とにかく、打っても打ってもスライスでした。

それでもなにしろ1日1000球打つわけですから、だんだん真っすぐ飛ぶようになってきます。「そろそろいいか」ということで、教わっていた金谷嶺孝プロにドライバーを買いに中古クラブ屋さんに連れて行ってもらいました。

もちろん、どのクラブがいいも悪いもさっぱりわかりませんでしたが、持った印象は「軽いな〜」というものでした。だって、それまで男子プロが使うダイナミックゴールドがささったアイアンと、男子プロが使う重たいドライバーしか打ったことがなかったですから(笑)。

画像: 2011年8月のニトリレディスでのひとコマ。プロになってからもドライバーは得意なクラブだ

2011年8月のニトリレディスでのひとコマ。プロになってからもドライバーは得意なクラブだ

そうして私はコースデビューを果たします。スコアは「101」。それは、私にとって人生で最初で最後となる、100以上のスコアでした。やはり、ドライバーが安定すると、スコアはまとまりやすいのかもしれません。というわけで、今回はドライバーを練習するときのコツをお伝えします。

イメージは「ライト前ヒット」です

ソフトボールをやっていたこともあり、最初から当たれば250ヤード、ときにはそれ以上に飛んでいました。しかし、どうしても右に飛んでしまう。ダウンスウィングで「右手が下」の状態になり、フェースが開いて当たっていたんですね。

画像: 高校時代のソフトボール部で鍛えたスウィングで初心者の頃から250ヤードは飛んでいたという

高校時代のソフトボール部で鍛えたスウィングで初心者の頃から250ヤードは飛んでいたという

そこで教えられたのが、「バットスウィングと同じでクラブを寝かさないように」ということ。具体的には、つねに手元よりもヘッドが上にあるように振るということです。それって私にとってはライト方向に流し打つイメージなんです。ライト方向に打つとき、ヘッドが手元より下になってしまうと、当り負けてファールになっちゃうんですよね。しっかりとバットを立てることが大事なんです。

手元よりヘッドを高い位置にキープして、ライト方向に強い打球を打つイメージを持ちながら前傾をして打つと、強い球で遠くまで真っすぐに飛ぶようになりました。そのときは気持ちよくて、ゴルフって、こんなに遠くまでボールが飛ぶんだ〜、と、どんどんのめり込んでいきましたね。

<甲田良美>こうだ・よしみ。1983年4月1日、栃木県那須塩原市生まれ。18歳でゴルフを始めるという遅いスタートながら、2009年にプロ入りすると翌2010年リゾートトラストレディスでツアー1勝。元ソフトボール少女。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.