いよいよ桜が綺麗な季節、でも足元を見るとまだ薄芝。とくにバンカー近くは砂混じりのライで寄せるのが難しい。「そんな時はヒールを浮かせて、地面との接着面を極力小さくします」と話すのは若手有望株の重永亜斗夢プロ。薄芝アプローチを成功させる、ひと工夫!

春の花道はヒールを浮かせて“足の長い”転がしだ!

春先の花道はまだ枯芝で、ちょっとでも噛むとザックリしそう。「こんな時はウェッジのヒールを浮かせるといいんです」と話す重永プロ。

「地面との接着面を極力小さくします。球筋的には、足が長いピッチ&ラン。フェースのトウ寄りに当たって飛ばないので、強くインパクトできる分、インパクトでゆるみません」(重永、以下同)

「これくらいヒールを浮かせるんです」

“ヒール浮かせ”はこう構える

「アドレスで右ひじを曲げて、腕が体の近くを通る準備をします。体と腕の動きを同調させることで、ボールへのコンタクトがより正確になります。小さい振り幅でも手先は使いません」と重永プロは話す。また、クラブをできるだけ短く持つこともポイント。右手がシャフトを持つくらいが正解だ。

画像: 「右手がシャフトにかかるくらい短く持って、クラブを吊るように握ります。パターのように反復性の高い動きができるので正確にヒットできます」

「右手がシャフトにかかるくらい短く持って、クラブを吊るように握ります。パターのように反復性の高い動きができるので正確にヒットできます」

「ヒールを浮かせたままヒット。ソールのトウ寄りしか接地しないので、多少インパクトがずれても大ミスになりません。また、ボール位置を右足の前にすることでボールをクリーンにヒットしやすくなります。また、ヒールを浮かせるとフェース面は右を向くので、フェースを閉じておきます」

画像: フェース面を左に向ける

フェース面を左に向ける

「あとは手首を使わずに、肩の回転でスウィングするだけでOKです」(重永)。今の時期のライの対処法をマスターしておくと、桜咲くスコアが狙えるぞ!

この記事は週刊ゴルフダイジェスト4/11日号の特集「“ザックリ”“トップ”事前に防ごう!桜の季節のひと工夫」より抜粋。この時期のザックリしそうな薄芝の対処法を学んで、ピンチをチャンスに変えちゃおう!

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