花道からカップを狙う大事な1打。この時期はまだ芝が薄いからパターを選択したけれど、ちょうどライン上にディボット跡があるのを発見しちゃった! 修復してから打とうと思ったのだけれど……。
画像: ザックリしたくないものね。ここは堅実にパターを選択するわ!

ザックリしたくないものね。ここは堅実にパターを選択するわ!

花道からの3打目。「ここは芝が薄いし、ザックリを避けてパターで行こう!」と決めたけれど、よく見るとライン上に誰かがつけてしまったディボット跡が……。

「もう! こういうのはゴルファーたるものエチケットじゃない。ちゃんと目土をするなり直しておいてほしいわよね」

画像: とりあえずグリーンフォークを使って、寄せて寄せて。サクサクッと。

とりあえずグリーンフォークを使って、寄せて寄せて。サクサクッと。

「まったく、困ったものよね~」なんてこぼしながらも、ライン上にかかったディボット跡をササッと修復してから大事なショットを打とうとしたら……。

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! グリーン上ならライン上でもボールマークを直してもOKですが、スルーザグリーンは話が別ですよ。とくにこの場合は、ディボット跡の上を転がすわけですから、プレーの線の改善になって2打罰なんじゃないですか?」

「えー!? グリーン上でもライン上のボールマークを直すことができるし、これは問題ないのでは? 大事なショットの妨げになるもの。どこでも直していいはずよ」

さて、正しいのはどっち?

ライン上にディボット跡!

  • プレーの線の改善で2打罰

    スルーザグリーンでピッチマークやディボット跡がプレーの線上にあり、それを修復することでプレーヤーが利益を得るような場合は、修復することができない(規則13‐2)。ただし、たとえば残り150ヤード地点で、5ヤード前方のプレーの線上にある小さなピッチマークを修復することは問題ない(裁定13‐2/0.5)

  • ディボット跡はどこでも直していい

    スルーザグリーンでピッチマークやディボット跡がプレーの線上にあり、それを修復することでプレーヤーが利益を得るような場合は、修復することができない(規則13‐2)。ただし、たとえば残り150ヤード地点で、5ヤード前方のプレーの線上にある小さなピッチマークを修復することは問題ない(裁定13‐2/0.5)

  • プレーの線の改善で2打罰
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    2907
  • ディボット跡はどこでも直していい
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    926

※週刊ゴルフダイジェスト4/11号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混)

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