腰痛持ちのゴルファーは意外と多い。その原因はやっぱりスウィングにあるの? 整体師でありトレーニング運動指導者でもある岡本啓司によれば「いえいえ、痛める原因は立ち方、座り方、歩く方にあることが多いんです。逆に、正しい姿勢に変われば痛みが和らぎますよ」とのこと。どのようにすれば、正しくできるのだろう?

日頃の行いが腰痛の原因!? 悪い姿勢を矯正して腰痛にさよならだ!

「腰痛の原因はゴルフそのものよりも、普段の姿勢に問題があることが多いので注意してください。例えば、普段つま先を重心にして立っていると、腰を反らせてバランスをとろうとし、腰に負担がかかって痛みにつながりやすくなります。これは座り方、歩き方も同様です」(岡本)

【正しく立つ】かかと体重で真っすぐ

かかとに体重をかけ、積み木が綺麗に積み重なるように脚、腰、胸、頭をかかとの真上に乗せ、重力に対して真っすぐ(鉛直)に立つことが大切だ。

画像: かかと重心で両つま先を30度開く

かかと重心で両つま先を30度開く

【正しく座る】上体を鉛直に腰の負担を防ぐ

上体を鉛直にするのが最大のポイント。鉛直でないと腹筋に力が入り、腰に圧力がかかる。太ももの裏側がイスに押し付けられると血行が悪くなるので、太ももがわずかに浮くイスの高さが理想。

画像: 両つま先を30度開いて、太ももがわずかに浮く

両つま先を30度開いて、太ももがわずかに浮く

【正しく歩く】足を後ろに上げて歩く

足を前に持ち上げて歩く「行進歩行」をすると、体が前方に引っ張られ、腰に大きな負担をかけてしまう。腰に負担をかけないためには足は後ろに上げて歩くのがポイントだ。

画像: まず片足を後ろに上げ、前に振り出しながらその足に乗り込み、次にもう片方の足を後ろに上げる

まず片足を後ろに上げ、前に振り出しながらその足に乗り込み、次にもう片方の足を後ろに上げる

「正しい立ち方、座り方、歩き方を覚えれば、腰の痛みをやわらげ、防止することができるので、是非試してもらいたいと思います」(岡本)

「正しい」姿勢を手に入れて、普段の生活から腰痛の予防をしよう。

写真/有原裕晶

(この記事は週刊ゴルフダイジェスト4/18号より)

This article is a sponsored article by
''.