近頃のアイアンは低重心化が進み、以前のように上から打ち込む必要がない。横から払う“さらっと打ち”をすることで、スピン量が安定し、思い通りの距離が打てる。アイアンの上手さに定評がある河野晃一郎プロに、いまどきアイアンを打ちこなすスウィングを教えてもらおう!

打ち込まないでフォローで飛ばそう

さらっとインパクトするには、フォローでどこにヘッドを抜いていくかをイメージすればいいと河野プロ。

「インパクト後に腕が伸びきるのが理想。すると、ヘッドが低く長く動いて、ボールを押すように打てるんです。フェースにボールが長く乗るからコントロール性の高い球が打てるんです」

画像: ボールから30センチくらい先までがインパクトのつもりで、ソールを滑らせるイメージで打とう

ボールから30センチくらい先までがインパクトのつもりで、ソールを滑らせるイメージで打とう

過度の体重移動は必要ない

バックスウィングで右に体重を移動しすぎると、戻す動きで突っ込みやすくなり、入射角が鋭角になる危険性がある。

「左足だけに乗るのもよくないので、右股関節に軽くテンションがかかるくらい乗せます」と河野プロ。あくまでも、右への過度な体重移動は控えましょうということ。

画像: 低く長くインパクトをしたいので入射角を鋭角にならないようにする

低く長くインパクトをしたいので入射角を鋭角にならないようにする

フォローを大きくしっかり振り切る。インパクト後に腕を伸ばすことができれば、あとは体がどれだけ浮き上がっても問題はない。フォローが自然に大きくなり、ヘッドの加速感もアップする。

画像: インパクト後に腕を伸ばす。大きく振るイメージで!

インパクト後に腕を伸ばす。大きく振るイメージで!

ソールを滑らせるイメージで“さらっと”インパクトしてみよう! 打ち込むよりフォローで飛ばすイメージで打つことができれば、いまどきの低重心アイアンの性能を120%引き出すことができるのだ。

写真/有原裕晶

(週刊ゴルフダイジェスト2015年4/28号より抜粋)

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