月刊ゴルフダイジェストで好評連載中の芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」2017年6月号のテーマは「ゴムのようにしなやかに」だ。最近の飛ばし屋たちのスウィングを見て、昔と比べるとフィニッシュまでノーブレーキで振り切る選手が増えたという。無駄な力を抜いたしなやかなスウィングとは何なのだろうか?

腕とクラブの重さを感じて振ろう

「最近の選手は、ひと昔前と比べて、みんな驚くほど強振しています。これはクラブの進化によって、思い切って振っても曲がらなくなってきているからだと思います。飛ばすためにフィニッシュまで振り切ることは大事ですが、力んではダメ」(芹澤)

画像: 「曲げたくないと思ってスウィングを加減するほど球は曲がります」(芹澤)

「曲げたくないと思ってスウィングを加減するほど球は曲がります」(芹澤)

芹澤プロ曰く、アマチュアの多くは切り返しからダウンにかけてボールを強く叩こうとするあまり、余計な力が入って、反対にスウィングが減速してしまっているという。

パワーは下半身で出して上半身は脱力したい

スウィング中、特に切り返しからダウンスウィングにかけては、上体はリラックスし、下半身でパワーを出すことが大事。体をゴムのようにねじって、ねじり戻りの力を使うことが大事なのだという。

切り返しでは、腕の力でクラブを引き下ろすのではなく、下半身でパワーを生む。トップで手元を誰かに押さえてもらい、それを目標方向に引っ張ろうとするとき、腕の力よりも下半身の踏み込みと腰の回転のほうが強い力を出せる。

画像: 体をゴムのようにねじって、ねじり戻りの力を使う

体をゴムのようにねじって、ねじり戻りの力を使う

「飛ばすためには、自分の筋肉に力を入れてパワーを発揮しようとすることよりも、筋肉をできるだけしなやかに保って、ゴムのように使う感覚が大事です」(芹澤)

(月刊ゴルフダイジェスト2017年6月号より抜粋)

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