こだわり溢れる一押しの“イッピン!”を紹介する企画。今回は大正15年に日本で生まれ、今でも手作りの「ホールインワン」という食べ物をピックアップ。名前を聞く限りゴルフに関係あることは間違いないのだが、このホールインワンを出しているのが、あの老舗和菓子店「とらや」だというので、早速買いに走った。

その歴史91年。ホールインワン誕生。

今の時期、ゴルフ=お父さんの趣味ということで、「父の日にお父さんにゴルフグッズを送ろう!」という取り組みが多々されている。その中で何か面白いものがないかと探していたところ「大正15年から続く由緒正しき“ホールインワン”という食べ物がある」という情報をキャッチ。早速買いに走った。

着いた先は……銀座のとらや!

着いた先は「とらや」。とらやといえば由緒正しき「老舗和菓子店」という確固たる地位を築いている。和菓子といえばとらや。そんなとらやに「ホールインワン」なんて横文字のものが置いてあるなんて、にわかには信じがたい。これは調べてみる必要がありそうだ。

ということで早速「とらや銀座」へ走った。銀座のど真ん中。2017年4月にできたばかりの「ギンザシックス」の斜め前という最高の立地だ。

画像: 銀座中央通りに面した「とらや 銀座店」

銀座中央通りに面した「とらや 銀座店」

店に入ると「いらっしゃいませ」と、落ち着いていてしっとりとした接客。さすが老舗和菓子店。接客にもおもてなしを感じる。そんな老舗和菓子店で「ホールインワンはありますか?」と恥ずかしくて言えず、店内をキョロキョロ探していると、なにやらゴルフ場を模したパッケージ。

あった! これがホールインワン!

画像: パッケージがおしゃれ

パッケージがおしゃれ

しかも英語でHole in One Since1926と書いてある。1926年は大正15年。やはりウワサは本当だった。しかし、これ中身は一体なんなんだ?

「こちらはゴルフボールの形をした最中でございます」

モナカ! モナカといえばチョコモナカジャンボの庶民な私にはピンとこない。とりあえずひとつ買ってみた。百聞はひと口に如かず!

ちなみに、本当に大正からあるのかどうか、念のため店員さんに聞いてみたところ、「大正15年に三菱財閥の総帥・岩崎小弥太様が当時最先端のスポーツであったゴルフのボールを模した和菓子を注文されたところから始まったんです。こちらのゴルフ最中は今でも毎日手作りで作られているので、賞味期限が少し短めなんですよ」と教えてくれた。

日本初めてのゴルフ場“神戸ゴルフ倶楽部”が開場したのが1903年ということを考えると、90年以上も前から歴史のあるお菓子。

ゴルフ最中のお味やいかに……

こんなに斬新なお菓子を目の前にして食べない訳に行かない。ということで、早速開けてみた。おおおっ見事なディンプル。きっとスピン系だ。ゴルフボールを完全に再現している。

画像: 白い最中に、こし餡が入っている

白い最中に、こし餡が入っている

ひと口食べてみる。上品な甘みに、豆の味がする! とらやでは小豆を煮た際に出る煮汁を捨てる“渋きり”という回数が少ないため、小豆の味が損なわれずに風味がしっかりと感じられるように作られているんだとか。

ウワサの「ホールインワン」は老舗和菓子店「とらや」がお客さまのリクエストにお応えして作ったのが始まりの、美味しい餡子のコアが詰まったゴルフ最中だった。

ゴルフと甘いものが好きなゴルファーには送るにはもってこいのお菓子だ。

おまけ

画像: ピッタリ!

ピッタリ!

ゴルフ最中が入っていたケースにゴルフボールを入れてみたらピッタリだった。ゴルフボールケースに使えるかもしれない。

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