月刊ゴルフダイジェストで連載中の「イザワの法則 ゴルフの常識ウソ? ホント?」。2017年8月号は「夏ラフに負けないコツとは?」がテーマ。2度の賞金王に輝いたことがある伊澤利光プロに、どういうコツがあるのか聞いてみた。

一番“飛ばせる”番手を選ぶことがラフでは最重要

ラフからでもプロはいともたやすくグリーンをとらえているように見える。ラフからのショットで気をつけるべきことは何だろうか?

「どのクラブで打てば“一番飛ばせるか”という状況の見極めです。アイアンで打つ場合、ボールがラフに沈んでいるほど、短い番手で打たないと、逆に飛ばなくなります。残りが180ヤードとして、5番アイアンだと80ヤードも飛ばないかもしれないけど、9番アイアンだったら120ヤード飛ばせるかもしれない、というふうに、一番飛距離の出せそうなクラブを選択することが大事なんです」(伊澤、以下同)

そこでポイントとなるのは、ラフからどれくらい飛ばせるかだ。

「一般営業のラフの場合だと、ボールがすっぽり沈んでいると、ボールと地面の間にすき間がないことがほとんどですから、アマチュアは9番アイアンくらいが限界かもしれません。アマチュアはラフだと芯を外すことで飛ばないケースが多いんです。指一本分短く持って、まずは芯を当てることを心がけたほうがいいでしょう」

クラブが長くなるほど、芝の抵抗が大きくなり、ヘッドスピードのロスが大きくなるので、どの番手を持っても、グリップは短く持って、できるだけ芝の抵抗を減らすようにする

伊澤プロによれば、短く持つこと以外にも、ボールを普段より半個~1個分右足寄りに置いて、ヘッドが上から入りやすくすることもラフを攻略するポイントだとか。その上で、体の回転を普段より少し上げるイメージを持って振る。

インパクトを強くする必要はないが、体の回転を速くして芯でとらえよう

梅雨から夏にかけて、やっかいなのがラフ。今のうちから対策をして今年の夏を乗り切ろう!

この記事は、現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト6月号に連載中の「イザワの法則 ゴルフの常識 ウソ? ホント?」の一部。記事の中ではさらに詳しく夏ラフについて言及しているので、ぜひチェックしてみよう!

写真/有原裕晶

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