2017年は6度のトップ10入りと、初優勝が目前に迫っていた森田遥が、「北海道meijiカップ」で遂にプロ初のタイトルを手にした。見るからに美しくてしなやかな21歳のスウィングを、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファー中村修が解説。

タメないスウィング。森田遥選手のスウィングを一言でいえば、そんな表現になるでしょうか。タメてタメて一気にバーン! と解放するようなスウィングではなく、体幹を使って効率良くクラブをスウィングする、非常にクセのないスウィングが、逆に特徴になっています。

「タメない」特徴がよく表れているのが、トップからの切り返しの動きです。下の写真を見てもらいたいのですが、切り返すときに、上半身が開くタイミングよりも少し早く腕が下りてきているのがわかると思います。

画像: 上半身は開かずに腕を振って切り返す

上半身は開かずに腕を振って切り返す

下半身リードで切り返そう! とか、クラブをタメよう! という意識が強すぎて、振り遅れになってしまうアマチュアの方がいますが、そういう方は森田選手の切り返しが参考になります。

手で上げずにしっかりと体幹がねじれたバックスウィングから、腕を振る、クラブをしっかり振るという意識を持って、思い切って腕を振って切り返しをしてみると、彼女のような振り遅れ感のないナチュラルな切り返しになると思います。

フォローでも上半身は開かない

余計な体の開きがないのも彼女のスウィングのいいところですね。下の写真を見ると分かる通り、フォローで右肩がアゴのの下に位置しています。これは、体の開きがしっかりと抑えられている証拠。

切り返しで上半身が開いてカット軌道になりがちな人は、できるだけ上半身はアドレスと同じ正面を向いたまま腕とクラブを振ってみましょう。そうすることで体の開きを抑えてクラブが走る感覚をつかめると思います。

ゴルフは、ほとんどすべての球技の中でも珍しい、体の向いた方向と違う方向にボールを飛ばすゲーム。その本質は、体を開かずに腕やクラブをスウィングするところにあります。森田選手のスウィングを見ると、そのことを改めて教えられるようです。

画像: フォローでも上半身は開かない

体の回転はたしかに大切。しかし、その意識だけでうまくいかないならば、ときにはしっかりクラブを振る。その意識を持つといいでしょう。

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