気になる1本をクラブ設計家・松尾好員氏と堀越良和プロが試打して徹底分析! 今回の1本は、アベレージでも使いこなせると評判の「テーラーメイド M1 アイアン」。果たしてその性能やいかに!?

ミスに強い設計が魅力

比較的コンパクトなヘッドだが、許容性が高く、アベレージでも打てると評判の「テーラーメイド M1 アイアン」をプロファイリングします。

「クラブ長さは7番アイアンで実測37.25インチとやや長いですが、クラブ重さが380.7グラムと軽いので、クラブの振りやすさとなるクラブ慣性モーメントが265万g㎠に抑えられ、ドライバーのヘッドスピードが41m/sくらいのゴルファーが、タイミング良く振れる設計となっています」(クラブ設計家の松尾好員氏)

画像: スクェアに構えやすいストレートネック

スクェアに構えやすいストレートネック

また、松尾氏は、
「ヘッドはオーソドックスな形状ながらもフェース長さが長く、かつソール幅も広いので、打ちやすそうな安定感があります。一般的なアイアンに比べてスウィートスポット位置がトウ寄りなのが特徴で、いつもトウ寄りに球が当たる人にぴったりです」と分析する。

つかまりすぎずピンを思いきって狙えるクラブ

7番アイアンで標準カーボン、Sシャフト仕様を実際に試打した感想を聞いてみよう。まずは松尾氏から。

「クラブ長さはやや長く、クラブが軽くてシャフトも軟らかいので、力のないゴルファーでも振りやすいと思います。ヘッドのネック軸回りの慣性モーメントが大きく、フェースの返りが遅いので、左につかまりすぎる感がなく、ピンを思いきって狙えそうです。フェース面はステンレススチールなので打感は硬く、インパクト音も高いですが、いい感じで弾いてくれて、気持ちよく飛んでいきます」とコメント。

堀越良和プロは、「やさしくつかまりますが、つかまりすぎないので、安心して構えられます。カーボンシャフトということで、シャフトが少し長く、ヘッドスピードが上がり、しなりも感じやすくなっています。最高到達点でいえば、1番手高く上がるので、スピンよりも高さでしっかり止めてくれるイメージです」と答えてくれた。

画像: やや小ぶりなヘッドで操作性もある

やや小ぶりなヘッドで操作性もある

最後に堀越プロはこう締めくくる。「テーラーメイドにしては打感が硬く、音も高めでめずらしいですが、弾きはよく、初速が速いのが特徴です。アベレージゴルファーでも使いこなせると思います」。

さらに詳しい数値や感想などは、週刊ゴルフダイジェスト9月5日号「プロギアファイリング」をチェック!

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