今シーズン好調な成田美寿々と新人で上位をキープする川岸史果の強さの秘密を調べてみると、サンドバッグを叩く独特なトレーニングに辿り着いた。2人を教える井上透コーチいわく、飛ばせるインパクトの形が覚えられて、飛距離アップできるという。というわけで、さっそく本人たちを直撃!

「インパクトに力を集中させるコツがわかります」成田美寿々

サンドバッグ(インパクトバッグ)叩きはどうやってやるんですか?

「ドライバーだとシャフトが折れるので、スチールシャフトのアイアンで叩くのが基本です。それと、バッグの中に砂を入れる人もいますが、重くすると手首を痛めるので、布などの軽いものを入れて、叩いたらバッグがポーンと飛ぶようにします」(成田、以下同)

どんな効果があります?

「正しいインパクトを体で覚えることができます。手のポジション、力の方向、フェースの向きなどをチェックします」

ヘッドスピードが速くなるわけではない?

「ちょっと違いますね。でも、インパクトに力を集中させるコツがわかってきますから、ミート率が高くなって、飛距離も伸びると思いますよ」

何回くらい叩く?

「ジュニアの頃は相当叩きましたね。いまは、1回に10本くらいかな。でも、シーズンオフには必ずやる大切なトレーニングです」

画像: 「きちんとインパクトができたら、かなり大きな音がします。バッグが飛ぶことと、大きな音がするかどうかも正しく叩けたかどうかの目安になります」

「きちんとインパクトができたら、かなり大きな音がします。バッグが飛ぶことと、大きな音がするかどうかも正しく叩けたかどうかの目安になります」

「サンドバッグを叩くと、正しいインパクトの形を覚えられます。大切なのはハンドファーストで叩くこと。こぶし1個分くらいグリップが前に出るインパクトが正解です」(成田)

画像: 上から下ろして、ビシッとインパクト!

上から下ろして、ビシッとインパクト!

「インパクトに力をマックスにもっていきたい」川岸史果

川岸プロはバットでサンドバッグを叩く練習もするんですね?

「やります。バットだと、フェースの向きを気にしなくていいので、より振ることに集中して、インパクトに力をマックスにもっていきやすいんです」(川岸、以下同)

なるほど。バットならパワーもつきそう......。

「スウィングする筋力をつけるために、バット素振りもやります。少し重めのバットで振れば、パワーアップできるんです」

画像: 「フェースの向きは気にしません」

「フェースの向きは気にしません」

この記事は、発売中の週刊ゴルフダイジェスト9/12号の特集「成田美寿々&川岸史果 サンドバッグで磨いたインパクト力」の一部。誌面では、サンドバッグを使った練習を効果的に行うためのやり方を詳しく紹介。「やってみたい!」と思ったら、ぜひ誌面をチェックして、具体的な方法をチェックしよう!

写真/増田保雄

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