2017年の「マンシングウェアレディース東海クラシック」最終日に8バーディノーボギーの圧巻のゴルフで初優勝を飾った川岸史果。飛距離と抜群の方向性を誇る大型ルーキーのスウィングをプロゴルファー中村修が解説。

川岸選手のプレーを見ていて、まず驚かされるのはドライバーの飛距離です。コーチを務める井上透プロに聞いたところ、ドライバーの初速は70m/sを超えるといいます。これはヘッド速度46から47m/sくらいは出ているということになり、男子プロなみ。なるほど、飛ぶはずです。実際の弾道を見てもボールが高く、強く進んでいきます。

そんな川岸選手ですが、実はプロテストに3度失敗しています。そして、プロテスト突破のためにスウィング改造に着手。バックスウィングをコンパクトにしたことでスウィングが安定し、飛距離を損なわずに方向性を向上させることに成功したのです。それによって昨年のプロテストに合格し、今季の活躍につながっています。

彼女のスウィングでまず目を引かれるのがインパクト。女子離れした飛距離の秘訣は、インパクトでボールに体重をしっかり乗せられるところにあるんです。連続写真左のトップから見ていきましょう。右の股関節で体重を受け止めながら、背中をターゲットに向けるように回しています。右サイドにしっかり加重することで、インパクトに向けて体重を乗せていく準備が整うんです。

そして連続写真真ん中の切り返しでは、右サイドに乗せた体重を、腰の回転とともに左足に踏み込むように使っています。そのことでインパクトでは、左サイドにしっかりと「壁」ができ、一気にヘッドを加速させることができるんです。

彼女のスウィングは再現性の高さも魅力。まだまだ勝つと思います。

画像: 背中がターゲットを向く深いトップオブスウィング

背中がターゲットを向く深いトップオブスウィング

アマチュアゴルファーの中には、トップが浅く、その結果手打ちになってしまっている人が多く見受けられます。そのような方は、まず川岸選手を参考に、背中がターゲットを向くように深いバックスウィングをとってみましょう。その時に気をつけるポイントは体が伸び上がらないこと。伸び上がると下半身が回りすぎたり、リバースピボット(逆体重)になったりしてエネルギーが溜まりません。

アドレスで作った前傾角をキープしたまま、背中がターゲットを向くようにバックスウィングをとるようにすると、川岸選手のように初速70m/sオーバーはハードルが高いにしても、飛距離アップすることができると思います。

写真/有原裕晶

(2017年9月19日15時55分誤字修正いたしました)

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