レジェンドと呼ばれるプレーヤーの言葉には、ゴルフを変える力がある。今回は、日本男子ツアー歴代1位の勝利数(94勝)を収めている、ジャンボこと尾崎将司の名言を紹介しよう。

ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ

「ゴルフは心・技・体ではなく、体・技・心の順なのだ」by尾崎将司

日本のゴルフ界を一変させた男がデビュー以来、言い続けてる文言である。

尾崎が出現するまではプロゴルファーは職人の世界であった。ところが、プロ野球界から身を転じた尾崎は強靭な肉体を駆使して、当時のパーシモンで300ヤードをかっ飛ばし、ジャンボと命名され、それまでの規格をすべて変えたのである。

結果、ゴルフ人気は沸騰し、トーナメントは毎週おこなわれるようになった。日本ゴルフ界の革命児誕生であった。

画像: 尾崎将司の登場により、日本男子ゴルフは全盛期を迎える(1988年ポラロイド杯ゴルフダイジェストトーナメント)

尾崎将司の登場により、日本男子ゴルフは全盛期を迎える(1988年ポラロイド杯ゴルフダイジェストトーナメント)

「体がまずなければ、高度なスキル(技術)も獲得することもできない。技術的に未熟なやつがいくら精神的に強くても、トーナメントに勝つことなどできはしない。まずゴルフをやる土台の『体』がなければ大成はできないんだよ」

つまり、日本のプロゴルファーがワザを旨とする職人から、パワーと高度なスキルを競うスポーツプレーヤーとしてのアイデンティティーを確立した言葉であったということができよう。

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