新しい「赤エッグ」を使うと、170ヤードは“何番で乗る”のか?
「いつもなら170ヤードは4番か5番アイアンを選択するけど、距離も方向性も安定しない」と声を揃えて言うのは、今回挑戦するアベレージゴルファーの人見善一さん(ドライバーのヘッドスピード38m/s)と戸田尚也さん(同43m/s)の2人。
たしかに、170ヤードのパー3はアベレージゴルファーにとって長い番手を持たされることから、「乗ったらラッキー」という気持ちで攻めるのが当たり前の難関だ。
しかし、それは激飛び系アイアンが真価を発揮するシチュエーションでもある。そこで、プロギアが新たにラインナップした元祖・飛び系アイアン・エッグのニューモデル「赤エッグPC」と「赤エッグPF」を使って、170ヤードを何番で乗せられるかチャレンジしてもらった。
結果は動画にまとまっている。見てもらえればわかるが、その結果は“衝撃的”の一言だ。
「8番アイアン」で乗っちゃいました……!
「新・赤エッグPCで、170ヤードを『7番』で打てちゃいました……」(人見さん)
そう戸惑いと喜び、ふたつの感情を隠そうともせずに語るのは、挑戦者の人見さん。ドライバーのヘッドスピードは38m/sだから、飛ばし屋とはお世辞にも言えない。それが、170ヤードを7番!
「5番アイアンで160ヤードがやっとなんですよ。それが7番で届くなんて! 信じられない」と大喜び。普段は7番で130ヤードが限界だったと言うが、赤エッグアイアン「PC」で7番で171ヤードという飛距離を叩き出した。マイアイアンとの飛距離差、実に“41ヤード”!
「しかも、6番では182ヤードも飛んだんですよ。見た目もやさしいし、ボールも上がる。信じられませんよ。いや、すごい。本当に、すごいですよ!」(人見さん)
170ヤード、7番アイアンでワンオン成功。これにて取材終了……と思っていたら、さらなる衝撃の結果が飛び出してしまった。普段は170ヤードを「4鉄か5鉄で打つ」という戸田さんの試打結果だ。
「『8番』でナイスオンできちゃったんですよ……」(戸田さん)
ということで、170ヤードを8番アイアンでラクに乗るという、プロツアー状態の飛距離が実現してしまったのだ。普段は7番で150ヤードの戸田さん。赤エッグPFの7番では183ヤードと普段より“30ヤード”も飛びすぎてしまい、8番で172ヤードとナイスオン!
「6番から試したんですが、6番は大・大オーバー。7番でも乗りましたが、結局8番が一番ちょうどいいなんてね。普段、170ヤードは4鉄か5鉄ですが、ミスショットになることが多いんです。それが、赤エッグPFでは方向性もバッチリ。“オンで御の字”どころか、ピンだって狙えます」(戸田さん)
プロが乱入! 試打した結果は?
2人のアベレージゴルファーの結果を見て、新・赤エッグアイアンに興味を持った北野正之プロも赤エッグを飛び入り試打。「打ちやすいし、球が上がりやすいのがいいですね。せっかくこういうクラブがあるんだから、使わないと損ですよね」と「PC」「PF」ともに賞賛した。
何も特別なことをせず、クラブを「新・赤エッグアイアン」に持ち替えてもらっただけで得られたこの結果。半信半疑になるのは無理がないし、アイアンは飛べばいいってもんじゃないと思う気持ちもわかる。
しかし、打ってもらえればわかる。170ヤードを7番や8番で届かせることのできるアイアンは、本当にある。そして、そのことでゴルフは確実にやさしく・楽しくなる。信じるものは救われる、ではないが、新しい「赤エッグアイアン」は、「PC」「PF」どちらも一度は試してもらいたいアイアンと言えそうだ。
写真/相田克己