2017年のプレジデンツカップでは米国チームの副キャプテンとして元気な姿を見せたタイガー・ウッズ。今度はSNSで現在のスウィングを公開した。まだまだフルショットではないものの、スウィングの調子は良さそうだ。早速じっくり見てみよう。

タイガーがツイッターにアップしたのは、いずれも練習場でアイアンを打つ動画。ひとつはイベントでの斜め前方からのショット。もうひとつは後方からスウィングをとらえたものだ。

画像1: Tiger Woods on Twitter twitter.com

Tiger Woods on Twitter

twitter.com
画像2: Tiger Woods on Twitter twitter.com

Tiger Woods on Twitter

twitter.com

相変わらずのオンプレーンスウィング

気になるのは「もうトーナメントゴルフには復帰しないかも……?」とまでウワサされるタイガーの復活具合。プロゴルファー中村修の解説はこうだ。

「インパクトのシャフトのラインに線を引いてみると、トップでは右ひじがその延長線上にあり、ダウンスウィングでは線をなぞるようにクラブが下りてきて、フォローではその線に重なるように、ほぼ平行にクラブが抜けていっているのがわかります。もちろんフルスウィングではないと思いますが、相変わらずお手本のオンプレーンスウィングです。これを見る限り少なくともスウィングの調子は戻ってきているようです」(中村)

画像: インパクトのラインに線を引くとクラブがオンプレーンに振れているのがわかる(引用元@TigerWoods) twitter.com

インパクトのラインに線を引くとクラブがオンプレーンに振れているのがわかる(引用元@TigerWoods)

twitter.com

「今後はどれくらいの負担に耐えられるのか、体と相談しながら徐々にスウィングスピードを上げていくことになるでしょう。実際のラウンドでは、ラフや傾斜地からのショットなど、練習よりも負担がかかる状況が増えるので、乗り越えなければならないステップは多いと思います。しかし、この時期にこれくらいのスウィングをしているということは、半年後、2018年のマスターズまでの復帰を視野にいれているのではないでしょうか。」(中村)

デビュー当時は糸巻ボールにメタルヘッド、ドライバーのシャフトはスチールシャフトというスピン量が多い道具の時代。それからスピンの少ないチタンヘッドにカーボンシャフトへとクラブが進化しても、それに合わせてスウィングを改造し、勝利を重ねてきたタイガー。

そういう意味では、年齢を重ね、怪我をした体にスウィングをアジャストさせることで、もう一度復活する可能性も大いにある。なにしろ、タイガー・ウッズなのだから。「その日」を楽しみに待ちたい。

This article is a sponsored article by
''.