かつて世界ランク1位に君臨したシン・ジエ。主戦場を日本ツアーに移した現在でもその強さをキープし続けている。どうやら彼女が2試合に1回、トップ10入りする秘密はクラブ選びにあるようだ。そんなシン・ジエを支える14本の相棒とは?

2017シーズンは、夏以降に少しハードなクラブへ替えた

大王製紙エリエールレディスオープンで2017シーズン2勝目を飾ったシン・ジエ。賞金ランクは5位でシーズンを終えた彼女には、年間を通して好調を持続するために実践していることがあると言う。

「シーズン初めと夏以降は気温が違いますし、芝の感じも異なるので夏くらいにクラブを替えました。アイアンも替えたし、ウッドも替えています。夏以降は少し振れてくるので、少しハードなものにしています」。

画像: 米ツアーから手に入れたというドライバーのヘッド。コントロール性の高さと飛距離を両立。プロモデルのなかのさらに特別仕様のドライバー。「テーラーメイド M2」(9.5度)

米ツアーから手に入れたというドライバーのヘッド。コントロール性の高さと飛距離を両立。プロモデルのなかのさらに特別仕様のドライバー。「テーラーメイド M2」(9.5度)

画像: フェアウェイウッドはコントロール性を重視。スプーンはキャロウェイのエピックからM2にチェンジ。3W・5W「テーラーメイド M2」

フェアウェイウッドはコントロール性を重視。スプーンはキャロウェイのエピックからM2にチェンジ。3W・5W「テーラーメイド M2」

画像: 夏以降はスピンのかかり方が変わるため、アイアンもミズノJPXから変更。弾道をイメージしやすい打感と顔の良さが最高のアイアン。「ミズノプロ518」(6I~PW)

夏以降はスピンのかかり方が変わるため、アイアンもミズノJPXから変更。弾道をイメージしやすい打感と顔の良さが最高のアイアン。「ミズノプロ518」(6I~PW)

画像: 14本の中でウェッジはとくに重視。中途半端な距離に対応するため、1ヤード刻みで打てるようにロフトピッチを合わせている。ウェッジ「キャロウェイ マックダディ3」(50・54・60度)

14本の中でウェッジはとくに重視。中途半端な距離に対応するため、1ヤード刻みで打てるようにロフトピッチを合わせている。ウェッジ「キャロウェイ マックダディ3」(50・54・60度)

シーズン中はクラブを替えないプロも多いが、彼女は躊躇なくチェンジする、これは、季節や自身の調子を敏感に感じ取り、状態を正確に把握している証だ。

優勝を引き寄せたエースパターはアマチュアファンからの贈りもの

ゴルフに対して真剣に向き合っているシンに、2017シーズン終盤のマスターズGCレディースでちょっとしたラッキーがあった。プロアマ戦で同組だったアマチュアが、シンが昔使っていて廃盤になったパターを使っていた。その頃は本当にパッティングのフィーリングがよかったという話をしたところ、ラウンド後に「これでさらに活躍してください」と譲ってくれたのだそう。

画像: アマチュアから譲り受け、鉛などを貼って自分仕様に。以前の感覚がよみがえったというパター。「オデッセイ ホワイトホット#4」

アマチュアから譲り受け、鉛などを貼って自分仕様に。以前の感覚がよみがえったというパター。「オデッセイ ホワイトホット#4」

そのパターを手に、大王製紙エリエールレディスオープンで優勝。ファンの想いに最高の形で応えた。淡々としたプレーが印象的な彼女だが、実はすべてのショットに気持ちが入っているということが強さの秘密なのかもしれない。

詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト12/12号「pro's spec」をチェック!

写真/岡沢裕行

This article is a sponsored article by
''.