打ったボールがカート道路のちょうど真ん中で止まっていた! 次のショットを打つために、ボールを救済するにはどの位置からドロップするのが正しいんだっけ? ニヤレストポイントから1クラブ以内の範囲について、きちんとおさらいしておこう!
画像: 「いい当たりだけど、ちょっと方向が……」

「いい当たりだけど、ちょっと方向が……」

渾身のティショットはフェアウェイのやや左へ。「ちょっと風に流されちゃったかな~。当たりは良かったけど、どうだろう?」

画像: 「わ、あった! こんなところで止まっていたわ」

「わ、あった! こんなところで止まっていたわ」

「カート道をけっこう転がったわ♪ ラッキー、高速道路で飛距離を稼げたわ」。「ねぇ、見て! ボールはカート道のちょうど真ん中で止まっているわよ」。

画像: 「このままじゃ打てないわね」

「このままじゃ打てないわね」

「カート道からでは打てないから、救済しま~す!」「マークを置いてボールを拾って……。ドロップはニヤレストポイントから1クラブ以内よね」

画像: 「えーっと、こっちでいいかしら」

「えーっと、こっちでいいかしら」

「待って! そっちじゃないわよ!!」

「救済の場合は、ニヤレスポインとから1クラブ以内で、ピンに近づかないところにドロップすればいいのよね。ボールは道のちょうど真ん中にあるから、ドロップするのは左右どちらでもいいはずよ」

「ボールからカート道の両端までは同じ距離だけど、道のすぐ右側だとスタンスがかかるから、ニヤレストポイントはこの場合、道の左側になるんじゃないかしら。右に出したい気持ちはわかるけれど……」。

さて、正しいドロップ位置はどこになる?

  • 右側はニヤレストポイントではない
  • 左右どちらに出してもいい
  • 右側はニヤレストポイントではない
    60
    5859
  • 左右どちらに出してもいい
    40
    3979

ニヤレストポイントとは「そこに球を置けば、ストロークをする時に、救済を受けようとしている状態による障害がなくなる」場所(定義36)。アドレス時にスタンスがカート道にかかる場所はニヤレストポイントにならない。障害がなくなる最も近い場所はカート道の左側なので、ドロップは左側にしなければならない。

(週刊ゴルフダイジェスト12/19号「ゴルルとルール。」より 監修・小山混、写真・姉崎正)

This article is a sponsored article by
''.