男子ツアーの選手会長となることが決まった石川遼。26歳110日、史上最年少でのスターの選手会長就任は男子ツアーを変えるのか。選手会の理事を務めるツアー9勝の佐藤信人に話を聞いた。

遼は選手会で積極的に発言していた

みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下、編集部):石川遼選手の選手会長就任の経緯は?

佐藤信人(以下、信人):(宮里)優作が2年の任期を終え、今季はマスターズをはじめとした海外の試合に挑戦するためスケジュール的に(続投は)厳しい、と。会長は誰にと思っていたところ、遼くんが2018年は日本ツアーに腰を据えるというコメントがありました。そこで、選手会として遼くんに会長職を打診し、決定したという流れです。

編集部:どのような変化が期待できますか?

信人:選手会ではベテランの意見が強くなりがちなのですが、遼くんは今までの選手会でも手を挙げて積極的に発言をしていたんです。そういう普段の姿勢が、選手からの信頼の厚さにつながっています。彼が会長職に就けば、ベテランだけでなく若手の選手も意見を出しやすくなると思いますよ。

編集部:具体的な、選手会長としての仕事ぶりはどのようになりそう?

信人:選手会長は、ツアーの主催者と会うことも多いですよね。やはり、石川遼が主催者に会いに行くというのは(インパクトが)大きいと思います。主催者側の意見も聞いて持って帰れますし、伝えたいことも率直に伝えられるでしょうしね。先日米PGAツアーとの提携も発表され、臨時総会で米ツアーの幹部の講義もありましたが、米ツアーも知っている遼くんが会長に就任するのは、タイミングもよかったと思います。

編集部:26歳という若さについては?

信人:たしかに若いですが、(2013〜2015年に選手会長を務めた池田)勇太も若かったですが3期しっかり務め上げ、結果も十分残して(宮里)優作にバトンタッチしました。それに副会長の深堀圭一郎さん、優作、薗田(峻輔)がしっかりとついていますから、大丈夫です。個人的に、遼くんが選手会長に選ばれるといいと思っていたので、仕事ぶりに大いに期待しています。

写真:姉崎正

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