世界ゴルフ選手権大会の「WGCメキシコ選手権」に出場する小平智の手には普段と違うシャフトが刺さっていた。しかし、どこかで見た気が......。本人に直撃すると「ジャンボさんからもらいました」とのこと。一体なぜ? 月刊ゴルフダイジェスト編集部・ツアー担当のケンジロウがそのワケを聞いた。

小平智にジャンボがプレゼントしたものは? メキシコからレポート

こんにちはケンジロウです。

フロリダのウェストパームビーチからメキシコシティへやってまいりました。今週はチャプルテペックGCで開催される「WGCメキシコ選手権」です。

さて、練習日の今日(月曜日)は、昨年の日本の賞金ランキング1位と2位の2人、宮里優作選手と小平智選手が仲良く一緒に練習ラウンドを行いました。2人とも初めてのメキシコ選手権出場。宮里選手は昨日の日曜日にメキシコ入りして、まだ時差ボケがあるようですが、今日は頑張って18ホール回っていました。

画像: WGCメキシコ選手権のコースであるチャプルテペックGCでラウンドする宮里優作(写真左)と小平智(写真右)

WGCメキシコ選手権のコースであるチャプルテペックGCでラウンドする宮里優作(写真左)と小平智(写真右)

一方の小平選手はすでに土曜日から現地入りしていて、昨日18ホール、今日は9ホールと精力的にラウンドしてコースをチェックしていました。その小平選手ですが、驚くことにクラブのシャフトを大幅に変えていたんです。「コレ見てくださいよ」と言って本人が見せてきたのがこちらのシャフト。

画像: ジャンボから譲り受けたというセブンドリーマーズのシャフト

ジャンボから譲り受けたというセブンドリーマーズのシャフト

なんと「Jumbo」の文字が入っているじゃありませんか。どうやら3番アイアンのシャフトをジャンボさんから譲り受けたというセブンドリーマーズのシャフトに変えていたんです。

その変えた理由を本人に聞くと……

「4番アイアンと3番アイアンの差があまりなくて、ジャンボさんに相談したら、『これは飛ぶから使ってみろ』と言ってセブンドリーマーズのシャフトをいただいたんです。3番アイアンにこのシャフトを差すようになって、4番と3番で番手の差が出るようになりました。しかも単に飛ぶだけじゃなくてしっかりと止まってくれるんです。すごくいいものをいただきました(笑)」とコメント。

もうひとつ驚きがあるんです。実はアイアンのシャフトも一新していたんです。プロギアのヘッドに差さっていたのは、あの赤いラベルのシャフトです。長年使い続けたダイナミックゴールド(DG)から「NSプロ モーダス3」の“システム3”に変えていたんです。ジュニアの頃からずっとDGでしたから大きな変化です。

画像: PGA(米男子)ツアーで戦うため「ダイナミックゴールド」から日本シャフトの「NSプロ モーダス3 システム3」にシャフトを変更した

PGA(米男子)ツアーで戦うため「ダイナミックゴールド」から日本シャフトの「NSプロ モーダス3 システム3」にシャフトを変更した

「モーダスは前々から試したいなと思っていたんですが、先日試してみたら凄く良くて。最後にしなり戻りがきて、球を上げてくれる感じです。ちょうどアイアンの球をもうちょっと上げたいなと思っていたところでしたからピッタリはまりましたね」(小平)

小平選手は、このメキシコ選手権のあとは再来週の「アーノルドパーマー招待」、その次の「WGCデルマッチプレー」に出場予定と、PGAツアーでの連戦が控えています。シビアなセッティングでもしっかりグリーンで止められるようにクラブ調整に余念がない様子ですね。

メキシコも含めてPGAツアーの3連戦で結果を出して、マスターズの切符(マスターズ開催前週発表の世界ランキング上位50位まで)をつかんで欲しいものです。

写真/姉崎正

This article is a sponsored article by
''.