世界中が魅了されたゴルフの祭典マスターズの裏で、地区オープン2連勝の離れ業をやってのけた26歳の石川遼。選手会長兼副会長として臨む男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」でも優勝が期待される石川の現在地点を、父・勝美氏に聞いた。

みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下、編集部):千葉と岐阜で連勝した石川遼選手。開幕に向けて、準備は万端といったところでしょうか?

石川勝美氏(以下、石川):千葉と岐阜では結果的に続けて優勝できましたが、優勝することが目的というわけではなく、(今のスウィングが)試合で通用するかどうか、優勝争いの中でどうなのか試してみたいとなったんです。

画像: 千葉オープンの優勝から「中0日」で臨んだ岐阜オープンでも勝利。地区オープンながら、石川効果で多くのギャラリーが訪れた(撮影/大澤進二)

千葉オープンの優勝から「中0日」で臨んだ岐阜オープンでも勝利。地区オープンながら、石川効果で多くのギャラリーが訪れた(撮影/大澤進二)

昨年秋からスウィング改造に取り組んできて、秋から年明けは試合にでながらやってきました。2月、3月は試合がないので、(千葉と岐阜で)開幕前にどれだけできるかっていうね。

編集部:スウィング改造がいい形で開幕に間に合った?

石川:いや、まだまだ間に合ってないと思います。ドライバーはだいぶ馴染んできたんですが、アイアンショットはまだですね。(形になるのは)夏ごろになるんじゃないかな。

画像: 昨秋からのスウィング改造の成果が出つつある(撮影/三木崇徳)

昨秋からのスウィング改造の成果が出つつある(撮影/三木崇徳)

編集部:スウィング改造の方向性などは、話し合ったりするのですか?

石川:なにも話していません。本人が考えて、やっていますから。

勝美氏いわく、現在遼は、「シャフトがフラットに入る軌道でスウィングしている」という。アイアンではまだ時間がかかると勝美氏は分析するが、その状態でも国内2連勝と結果を出して見せたのは流石だ。

画像: フラットな軌道のスウィングを体に染み込ませている(撮影/三木崇徳)

フラットな軌道のスウィングを体に染み込ませている(撮影/三木崇徳)

「次の10年は、メジャーに勝つのが目標」と力強く語る石川遼。まずは国内で、圧倒的な存在感を示してもらいたいところだ。

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