「関西オープン」で優勝した時松隆光を筆頭に、クラブ契約フリーの選手の間でミズノのアイアンが流行中。その理由を調べてみたら、意外な(?)人物が浮上した。その名も……手嶋販促部長!?

契約フリーの選手の間で「あのメーカー」のアイアンが人気

ヨネックスの「N1CB」を手に賞金王をつかんだ池田勇太、ピンのi200をバッグに入れて同じく賞金王をつかんだ宮里優作と、ここ2年はクラブ契約フリーの選手の賞金王が続いている。そんな中、今期クラブ契約フリーでツアーに臨んでいるのが関西オープンで優勝した時松隆光。

彼が使うのはミズノのアイアン「MP66」。実は、時松に限らず他にも竹谷佳孝ら、クラブ契約フリー選手の間でミズノのアイアンが静かなブームなのだとか。

実際、国内男子ツアーに限らず、昨年の全米オープンを制したブルックス・ケプカは同じく契約外で同社の海外モデル(JPX900ツアー)を使用していたし、女子ツアーで今季1勝を挙げているシン・ジエも同社のアイアン(ミズノプロ518)で勝利を手繰り寄せている。

画像: 手嶋に勧められた「MP66」を使って関西オープンで勝利した時松隆光(撮影/姉崎正)

手嶋に勧められた「MP66」を使って関西オープンで勝利した時松隆光(撮影/姉崎正)

男女を問わず人気のミズノのアイアンだが、国内男子ツアーの場合はブームの仕掛け人がいるという噂を耳にした。誰あろう、ミズノの契約プロにして22年連続シード獲得中の大ベテラン・手嶋多一だ。

時松隆光が、まさしく手嶋から勧められてミズノのアイアンを手にした一人で、その地道な普及活動っぷりから「手嶋販促担当」と呼ばれているとかいないとか。真偽をたしかめるべく、早速手嶋本人に取材した。

「あ、そうだ、優勝した時松からパーセント(歩合給)もらわないと(笑)。それは冗談として、他のプロにも練習場や練習ラウンドのときに打ってみたらって勧めるんですよ。とくにアイアンはみんな興味あるみたいですね。ウッドもいいから一度打ってみてよって言います。打ってくれたプロはみな打感の良さをほめてくれますね。球の芯に当たる感じはやっぱり違うねと」(手嶋)

画像: 新アイアンを手に自身の“販促活動”を語ってくれた手嶋

新アイアンを手に自身の“販促活動”を語ってくれた手嶋

手嶋本人は、契約プロだからということを抜きにしてもミズノのアイアンが大好きなのだとか。自分がいいと思うから、他人にも勧めるというなんともシンプルな動機が、ツアーにおけるミズノのアイアン使用率アップにジワリとつながっているようだ。

手嶋自身は、秋に発表されるという新しいアイアンを現在使用中。「ヘッドが大きくて、やさしく、上がりやすいクラブです。それでいて、抜けもいいんですよ」とニヤリ。まだリリース前なので詳細は不明だが、手嶋の“販促活動”いかんでは、このアイアンも秋にはツアーで人気になっているかも……!?

※内容を一部修正しました(2018年5月23日17時00分)

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