三菱レイヨンのシャフトKUROKAGEといえば、PGAツアーで大人気のシャフトだ。ハードヒッターがこぞって使うことからハードスペックに感じる人も多いだろう。しかし今回、そのKUROKAGEからアマチュアでも使いこなせるシャフトが登場したとの情報が入った。月刊ゴルフダイジェストのツアー担当・ケンジロウが最新情報をレポート。

僕らにも打てるクロカゲの登場か!?

続いてのご紹介は三菱レイヨンの新しいKUROKAGE 「クロカゲXM」。昨年ロリー・マキロイやスコット・アダムが使用して一世を風靡したあのシャフトの兄弟モデルです。

画像: ロリー・マキロイやスコット・アダムが使用して話題となったKUROKAGEの兄弟モデル「クロカゲXM」

ロリー・マキロイやスコット・アダムが使用して話題となったKUROKAGEの兄弟モデル「クロカゲXM」

今までの「クロカゲXT」はマキロイやアダム、ジェイソン・デイらハードヒッターが好んで使っていただけあって、かなりしっかりとした「叩けるシャフト」でした。プロやアスリートがこぞって買い求めたのはつい最近の話ですよね。

画像: ジェイソン・デイは「クロカゲXT」×「R15ドライバー」の組み合わせで使っている

ジェイソン・デイは「クロカゲXT」×「R15ドライバー」の組み合わせで使っている

クロカゲねぇ、打ってみたいけどちょっと僕にはキツイかな……と思っていた人に朗報なんです。”僕らにも打てるバージョン”のクロカゲが今回のクロカゲXMなのです。早速そのコスメを見てみると……、あれ!? クロカゲXTとほぼ一緒ですね。ロゴの部分を見ないとどっちかわからない。

画像: 写真上が新しいクロカゲXM、下が初代クロカゲXT。どちらも同じデザインをしている

写真上が新しいクロカゲXM、下が初代クロカゲXT。どちらも同じデザインをしている

その特徴を三菱レイヨン・ツアー担当の中島さんに話してもらいました。

「前作のクロカゲが典型的な元調子なのに対し、今回のXMは中元調子。シャフト全体的にしなり戻りがくる感じです。アメリカのPGAツアーでクロカゲXTが少しハード過ぎると言うリクエストがあったことから、今回のXMシリーズの発売に至りました。XTより球が上がりやすく、スピン量も増えるはずです」(中島)

実際に、山下宏和プロは、このクロカゲXM(60グラムのX)にチェンジ。

「元々クロカゲXTを使いたかったんですけど、ちょっと僕にはハードだったんで、今まではフブキのKを使っていました。でも最近はそのフブキのKもちょっとハードに感じていたのでねぇ(笑)。そこに今回のクロカゲXMがはまった感じです。自分でつかまえにいかなくてもいいので、スウィングに無理な動きがなくなります」(山下)

画像: 山下プロはゼクシオ8に新しいクロカゲを合わせて使っている

山下プロはゼクシオ8に新しいクロカゲを合わせて使っている

やさしいクラブの代表のゼクシオ8でも新しいクロカゲはマッチするということですよね。これは参考になるな……。

ちなみに、星野英正も宮里聖志もこのクロカゲXMにチェンジ(共に60グラムのX)しました。またクロカゲXMは女子プロの食指も動かしました。前田陽子プロです。このクロカゲでサマンサタバサレディーストーナメントに勝ちツアー2勝目を挙げました。

画像: 前田プロはドライバーとスプーンに新しいクロカゲを使っている

前田プロはドライバーとスプーンに新しいクロカゲを使っている

「この新しいクロカゲ、練習場で試して一発で気に入りました。シャフトが暴れないので、球が凄く安定するんですよ」(前田)

僕らとヘッド速度が近い彼女が使っているということは、アベレージゴルファーにも合うってことですよね。

こりゃ今年の秋もクロカゲが流行りそうな予感しますね。この新しいクロカゲXMは10月3日(土)の発売です。今回のクロカゲは俺にも打てそうだ。この秋はKUROKAGE で飛ばしちゃおっかな。

写真/有原裕晶、姉﨑正

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