毎回、話題のクラブを徹底試打する「全力試打!ギア王」。今回はオノフの「フェアウェイアームズ AKA」の5番ウッドを打ってみたぞ! 「ドライバー AKA」同様かなりいいとの評判だが、さっそく見てみよう。
「ドライバー AKA」の良さがそのままFWに変身!
今回、調査する「フェアウェイアームズ AKA」は、以前に試打した「ドライバー AKA」の流れを汲む安心感のあるフォルムが特徴的。FWはドライバーの後に持つクラブなので、違和感なく構えられるクラブを選ぶべきだ。ドライバー同様、ソールに搭載されている2本の赤い溝「パワートレンチ」が、フェースのたわみ部分を大きくし、安定した飛距離を残してくれる。
打った印象としては、少し出ているリーディングエッジが球を拾ってくれてやさしさを感じた。球が吹き上がることもないので、コースでも武器になる。打感はボールの硬さや、やわらかさといった感触がしっかり手に伝わってくる。打音は軟らかい金属音がして爽やかだ。
またドライバー同様、フェース前面にレーザーミーリング加工が施されているので、芯を外したり、雨で濡れていても、ボールが適正なスピン量で飛んでくれる。
影の主役!「純正シャフト」
オノフは元は「ダイワ」という釣り具メーカー。釣りとゴルフ、一見共通点がないように思えるだろうが、実は竿で培ったカーボンの技術がシャフトにも活かされている。そのため純正シャフトといえど完成度が高く、ティアップして打ったときでも、地面から打ったときでも、タイミングがとりやすい。このクラブの飛距離性能が高いのもこのシャフトに依るところも大きいのだ。
構えやすくやさしく設計されたヘッドに高性能なシャフトがついた「フェアウェイアームズ AKA」ドライバー同様に完成度が高くオススメのクラブだ。