状況判断がショットの成功を握る

夏の深〜いラフからも楽々乗せている、今野康晴プロ。ラフからなんて僕らは出すだけで精一杯なのに、どうすればプロみたいに狙えるようになりますか?

「ラフからのショットは、まずは状況判断からです。つまり、ボールを浮かせられないかを見極める。高さを出せるかどうか、ということが勝負になってきます。ここの見極めが、ショットの良し悪しに関係してきます」

画像: 今野康晴プロ。正確なショットを武器にするツアー屈指のショットメーカー

今野康晴プロ。正確なショットを武器にするツアー屈指のショットメーカー

では、その見極めに応じて打ち方を変えるということですね。

「ライの見極めは、見た目と経験によります。ボールとフェースの隙間に芝草が入ってしまってボールにスピンがかかりにくくなるフライヤーが起こるかどうかも想像と経験が大事です」

「こういったラフからは、何通りもの打ち方が存在するので、とても頭を使います。いかにイメージを働かせ、経験をもとに、適切な番手選びや打ち方をするのが大事です。もちろんグリーンまでの距離やライによっては、プロでも一か八かの勝負に出る時もあります。ラフかさは、プロの【本番力】が試される場でもありますね」

今野プロの技!
「どれくらいの力で振り抜けるか」を見極める

1:埋まり具合を見極める

画像: 1:埋まり具合を見極める

まずは、見た目でライを確認する。上からパッと見て、どれくらいボールが埋まっているのかを見る。

残りの距離も目測しながら、番手に見当をつける。ライももちろん計算にいれる。

2:ソールして球筋をイメージ

画像: 2:ソールして球筋をイメージ

次に、ボールの横にソールしてみてどんな球筋で攻めていくかを想像する。ここで、プロの経験が発揮される。

3:同じようなライで素振りをする

ボールの場所と同じようなライで、何回か素振りをするとどれくらいの力で握り抜けるかがより正確に分かる。

4:選択肢の中から番手を選ぶ

画像: 4:選択肢の中から番手を選ぶ

ラフでは、ライの距離によって何通りもの打ち方が存在する。打ち方を決めたら、最適な番手を選ぶ。

今野プロは、見た目と経験でライを見極めるとのこと。今回はここまで。次回は、ラフに入ったらボールが浮いてるときと沈んでいるときの打ち方をご紹介します!

2012年月刊ゴルフダイジェスト6月号出典

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