アマチュアゴルファーに多いのが、「残り30ヤード」くらいの短い距離から3打も4打も打ってしまうこと。これではボギーはおろか、ダブルボギーすら怪しくなってきます。
「アマチュアゴルファーに多いのが、30ヤードなら30ヤードを打つアドレスが作れていないんです。プロは30ヤードの振り幅、スタンス幅、腕のポジションになっているんです。だから距離感が合うんです」。そう話すのは、ツアーの第一線で長く活躍する深堀圭一郎プロ。
そこで今回は、「残り30ヤードから2打で上がるアプローチ術」を深堀プロにレッスンしてもらいましょう。
残り30ヤードから2打で上がるアプローチ術
ポイント① スタンス幅は狭め
30ヤードという短い距離で、広いスタンスは絶対NGです。スタンス幅が広いとスウィングの円弧が大きくなり、インパクト位置がぼやけてしまいます。スタンス幅を狭めることで、インパクト位置が自然に決まるのです。
ポイント② ボール位置は最低3段階
短い距離だからといって、いつも同じショットでは、“寄せワン”は望めません。最低でも3つ、ボール位置を変えることで、球の高さを変えましょう。ポイントは、ボール位置が変わっても打ち方は変えないということ。球が右にあるほど、ハンドファーストが強くなり、左に置くとシャフトが垂直になります。
ポイント③ フックグリップで握る
アプローチショットを打つとき、手元の位置は固定して打ちましょう。その時に、グリップがウィークだと、腕のローテーションが必要になり、フェース面の向きが変わりやすくなります。フックグリップで握ることで、フェース面を固定して打つことができ、結果アプローチはやさしくなります。
ピンに寄るか寄らないかは「打ち方」で決まります。今回深堀プロが教えてくれた3つのポイントをマスターし、残り30ヤードから2打で上がれるようにしましょう!
※月刊ゴルフダイジェスト2013年9月号より