“気分をよくする”
プレショットルーティンをやっていますか?

ゴルフをする上で“気分”はとっても大事。「これは上手く打てそうだな」と思って気分よく振ったら、たいていナイスショットが出る。反対に「これは嫌だな」と思えば、結果はやっぱりミスショット…、こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。つまり、クラブを振る前に、そのショットの結果は決まっているようなものだと言えなくもありません。

画像: Pia Nilsson(ピア・ニールソン)。58年、スウェーデン生まれ。米・欧州ツアーで活躍し、通算8勝を挙げる。その後、スウェーデンナショナルゴルフチームのヘッドコーチに就任。アニカ・ソレンスタムのほか、世界に通用する選手を多く育てた。99年レッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞

Pia Nilsson(ピア・ニールソン)。58年、スウェーデン生まれ。米・欧州ツアーで活躍し、通算8勝を挙げる。その後、スウェーデンナショナルゴルフチームのヘッドコーチに就任。アニカ・ソレンスタムのほか、世界に通用する選手を多く育てた。99年レッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞

もちろん技術も大事ですが、打つ前の気分もとても大事。練習場と本番のギャップが大きいなら、それは打つ前の心構えや気持ちの作り方が悪いからです。気分や心構えを含めた“プレショットルーティン”をどうするかで、成功か失敗か、少なくとも80%は決まってしまうでしょう。

画像: ルーティンを世に知らしめたのがラグビーの五郎丸選手。あらゆるスポーツにおいてルーティンの重要性は認知されている method-s.com

ルーティンを世に知らしめたのがラグビーの五郎丸選手。あらゆるスポーツにおいてルーティンの重要性は認知されている

method-s.com

では、どんなプレショットルーティンがいいのか。しかし、その場合100人いれば100通りのやり方があるでしょう。大切なのは、そのプレショットルーティンがその人にとって有効なものかということです。

「目標を見て弾道をイメージし、素振りを2回、もう一度目標を確認してショットに入る」、そんなプレショットルーティンを聞いたことがあるかもしれません。しかし、これをやっても効果がない人はたくさんいます。なぜなら、その方法が“合っていない”から。プレショットルーティンは本来、ベストショットを打つために行うもの。形にこだわる必要はありません。打つ前に素振りはしない方が上手くいく人だっているくらいです。

人真似ではなく、自分にはどんな方法が
合うのかを見つけよう

自分がいいショットをした時のことを思い出してみてください。どんな音を聞いたか、心理状態はどうだったか。ミスしたときのことはよく覚えていても、グッドショットのときは“なんとなく”上手く打てたぐらいにしか思っていないのでは? でも本当は、その“なんとなく”がどういう状態だったかを明確にすることこそ大事なのです。

画像: グッドショットしたときの音、心理状態などを覚えておこう

グッドショットしたときの音、心理状態などを覚えておこう

ある人は「お腹に力を入れ、そこにエネルギーが溜まる意識を持つ」、またある人は「打つ前に帽子のツバを触る」と言うかもしれません。つまり体に何かサインを送り、準備OKにすることがプレショットルーティンの役割だということです。

自分にはどんなプレショットルーティンが合っているかは実に個人的なものです。まずは有効だと思える方法をすべて試してみることです。グリップを緩めてみる、体のどこかをポンと叩く、素振りの時にクラブが空を切る音に耳を澄ませる…。そのほかなんでも思いつくことを試してみて、何が有効なのかを知ることです。

画像: ピアの教えを受けたアニカ・ソレンスタムは、パットのときカップと正対して素振りをする、というプレショットルーティンを貫いた

ピアの教えを受けたアニカ・ソレンスタムは、パットのときカップと正対して素振りをする、というプレショットルーティンを貫いた

これからは、コースに出てグッドショットはどんな状態の時に生まれたかを必ず覚えておくようにしてください。そしてそれを練習の時に“習慣づける”ことです。どんな時も同じ心理状態で向き合えば、グッドショットの回路が働きやすくなります。

プレショットルーティンが上手くいかないと、打ち急いだり、振り遅れたりしてリズムが一定しません。結果、インパクトもずれてミスになる。これは至極当然のことです。

スウィングの問題よりも、タイミングが悪かったために、技術的な問題が誘発されたという方が正しい。自分に合ったプレショットルーティンを確立することが、「54ビジョン」を遂行する上では絶対に欠かせないポイントなのです。

画像: ボールの真後ろに立ち、目標と正対した状態で方向を決める“エイミング”。アマチュアは右を向いて構える人が多いのでこれをプレショットルーティンに取り入れることは効果が高い

ボールの真後ろに立ち、目標と正対した状態で方向を決める“エイミング”。アマチュアは右を向いて構える人が多いのでこれをプレショットルーティンに取り入れることは効果が高い

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