JGTOチャレンジツアー第10戦「セブン・ドリーマーズチャレンジin米原GC」で丸山大輔(アイテック)が3日間トータル21アンダーで2位と5打差の優勝を飾った。

前週の過去に優勝経験もある「フジサンケイクラシック」でマンデーから本戦に出場し、ここ2年ほど不調だったパットが復調し2位タイでフィニッシュ。好調を維持したまま、日本オープンの予選からこの試合と連戦の中、優勝という最高の結果を出した。

画像1: 【勝利の裏側】”ストレス解消”で丸山大輔がチャレンジツアーで圧勝!

「先週のフジサンケイが終わってから月曜、火曜と日本オープンの予選があって、実はぶっつけ本番でこの試合に入りました。もう体力的に限界に近い状態でしたので、この試合が始まる前は完走できればいいと思っていましたので、優勝できるなんて想像もしていませんでした」

パットの不調からシード落ち

パットが不調になり、グリーン上で不安を抱えるうちショットまで不調に陥っていた。そのせいで昨年はシード落ちし今季は出場試合も限られた中で苦しい戦いをしていた。シーズン前半もパットに苦しみグリーン上の不安はますます高まるばかりだった。

転機はフジサンケイクラシックの2日目に訪れた。パターを米ツアー時代に作ってもらったS・キャメロンのプロトタイプに変えて投入した。

「ピンタイプは記憶にないくらい、使っていなかったんですが、フジサンケイの2日目に変えてみたんです。そうしたら急にフィーリングがよくなって入るようになったんです。それまではグリーン上に不安があってどんなに短いパットでも不安でした。パターを変えたせいでよくなったのか自分でもよくわかりませんが、急にストレスがなくなってきたんです」

画像: パットの不調からシード落ち

パターを変えたことで、グリーンに上がるのも嫌だと思うほどのストレスから脱却しすべてが噛み合うようになった。ツアー3勝のベテランらしく、追いすがる若手がスコアを伸ばす最終日も7アンダーとスコアを伸ばして勝利を手繰り寄せた。

「もう、試合でのゴルフが続けられないのではないか」と思い悩むほどグリーン上で苦労していたのがウソのように、初日30パット、2日目は驚異の25パット、最終日は28パットと、3日間で2イーグル21バーディとパットを入れまくった。いかにグリーン上が強かったのかを表している。スコアも66・62・65(パー71)と3日間で21アンダーというビッグスコアでの優勝につながった。

優勝したキャメロンのパターがコレ

アジアンツアーから日本ツアーへ這い上がり米ツアーでもシードを獲得

丸山大輔は中学時代は体操部だったが、友人家族と練習場に行ったことからゴルフを始め高校はゴルフ部に入部した。卒業後は中山徹率いる雑草軍団が多く所属していたオークヒルズCCで研修生時代を過ごした。研修生がプロテストに出場するための毎月行われる研修会では、前半のハーフを40と大叩きしても後半を28で回り優勝するなど、その当時から爆発力はあった。

画像: アジアンツアーから日本ツアーへ這い上がり米ツアーでもシードを獲得

プロ転向は1994年だが、国内ではなかなか活躍できずに実戦経験を求めてアジアンツアーに挑戦した。世界中から集まるラビットたちに揉まれる中で腕を磨き、2000年の「台湾PGA」で優勝。2002年には国内初シードを獲得し、初優勝は2005年の「フジサンケイクラシック」。同年12月には米PGAツアーの出場権を獲得し、2006年はシード権も経てフル参戦を果たす。帰国後日本ツアーに戻り、2009年の「パナソニックオープン」2013年の「ブリヂストンオープン」とツアー3勝の45歳。

今後の目標は?

「次のANAオープンを頑張ってシード権を復活させたいですね。フォールシャッフル(賞金ランクによってリランキングし出場権が決まる)で順位を上げて終盤のトーナメントにも出場できるように頑張ります」

丸山大輔プロの優勝インタビューはこちら

画像: 丸山大輔プロ優勝インタビュー youtu.be

丸山大輔プロ優勝インタビュー

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最終日コースレコードタイ62で2位に食い込んだ浅地洋佑プロのインタビュー

画像: 浅地洋祐プロインタビュー youtu.be

浅地洋祐プロインタビュー

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若手ドンドン伸びて来てベテランが迎え撃つ。両者の戦いでツアーが盛り上がるのではないでしょうか。バンキシャN村がお届けしました。

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