プロのアプローチって、ワンバウンドめでギュッとブレーキが効いて、ピンのそばにピタリと止まってカッコいい。ボクらが打つと、クリーンにとらえたように思ってもあんなふうにはいかないけど、この差ってなんなのだろう?

教えてくれたのは、小技の名手、河野晃一郎プロだ。

解説してくれるプロ

画像: 河野晃一郎プロ 1981年生まれ。精度の高いショットとアプローチが武器

河野晃一郎プロ
1981年生まれ。精度の高いショットとアプローチが武器

ロフトを立てながらフックを打つイメージ

フェースローテーションを使って打つということは、カットに打つのではないということですか?

「はい。インサイドアウト軌道で打つイメージです。カットに打ってもスピンはかかりますが、フェースに球が乗らないぶんヘッドスピードを上げないと強いスピンをかけられないし、スピンのかかり方が一定になりにくいので、距離感のコントロールが難しいんです」

なるほど。でもフェースは開いて構えるんですよね。

「はい。開いたフェースを閉じながらインサイドアウトに振るので、フェースの真ん中へんで球を拾い、ややヒール方向に抜けていくくらいの感覚です。インパクトからフォローにかけて、ロフトを立てるようにフェースを閉じるんです」

スライスを打つイメージかと思ったら、逆だったんですね!

真ん中からヒールにフェースを斜めに使う

画像: 真ん中からヒールにフェースを斜めに使う

インサイドアウト軌道で、ロフトを立てながらインパクトすることで、フェースセンターに当たった球が、ややヒール側に駆け上がっていく。球がフェースを滑るというよりは、押し込む感じに近い

ポイント1 真ん中から乗せて

インパクトはフェースのセンター。クリーンに芯でとらえることがスピンをかける絶対条件だ

ポイント2 ややヒール側に抜く

インパクト後はアウト気味に振り抜いていくため、ややヒール側に抜けていくイメージがある

ヒールを軸にフェースターン

フェースを開いた上体でヒールから接地させ、そこからロフトを立てるようにフェースターンしながら球をとらえていく。フックを打つような感覚だが、フェースにしっかり球が乗る

これが球を″包む″動き
フォローでロフトを立てながら抜いていく

画像: 球を包み込む感じ

球を包み込む感じ

インパクトでは、ロフトを立てながらフェースローテーションをすることで、球を包み込むように拾っていく。これによってフェースに球が乗り、スピンがかかる

河野プロのレッスンはいかがでしたか?さて、今回はここまで。次回はインサイドアウト軌道の作り方を解説します!

※2014年月刊ゴルフダイジェスト12月号出典

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