ピン社のジョン・ソルハイム会長兼CEOがゴルフダイジェスト社に来訪。ジョン氏はピン社の創始者カーステン・ソルハイム氏の息子で、現在もエンジニアとして第一線で活躍しているパターの歴史の生き証人。そんなジョン氏に素朴すぎる疑問をぶつけてみちゃいました!

アンサーパターは構えた時にすべてを教えてくれる

今やパターの代名詞ともいえる「ピン型」あるいは「アンサー型」の原型は、1966年に発表したモデル「アンサースコッツデール」。ピンの創業者であるカーステン・ソルハイムが、妻ルイーズに「これがあなたのANSWER=答えでしょ」と言われたことからアンサーというモデル名になったとか。

アンサーはその機能で世界中に爆発的に広がり、特許が切れた今では世界中のクラブメーカーが同じ形状のものを世に出し続けています。半世紀前、すでに完成したデザインだったことに、今更ながら驚かされますね。

そんなアンサー型パターの打ち方は世界中のプロがレッスンしていますが、アンサーの「本家」はそもそもどのように考えているのでしょうか。せっかくの機会なので、発案者のご子息であるジョン氏に直撃取材。その答えは……⁉︎

「アンサーは、ゴルファーが正しくターゲットを向いているかを教えてくれるパターです。構えた時にボールが転がっていく方向に対してスクェアに構えられるように設計されているので、構えた時に違和感がある場合は、間違った構えをしているということになるんです」(ジョン氏)

画像: アンサーパターを手に構えの大切さを教えてくれた

アンサーパターを手に構えの大切さを教えてくれた

スーツケースを引っ張るように打とう

「アンサーの特徴は、シャフトの延長線よりも後方にボールをセットする『オフセット構造』です。それにより、叩いたり、押したりする感覚よりも、”引っ張る”感覚でボールをヒットできます。イメージ的には、取っ手を伸ばしたスーツケースを引っ張る感覚です。その感覚で打てば、軌道がアッパー軌道(すくい打ち)にならずに安定してボールをとらえられます」

画像: 「アッパー軌道で打たないことがポイントだよ」とジョン氏

「アッパー軌道で打たないことがポイントだよ」とジョン氏

うーん、なるほど。パター自らが構え方も、打ち方も教えてくれていたんですね。世界中のトーナメントで実に累計2800勝以上しているそうですが、その理由に納得してしまいました。

これは貴重。ジョン・A・ソルハイムのパット写真

ジョン会長、心よく取材に応じていただきありがとうございました! 

This article is a sponsored article by
''.