飛ばしたいクラブほど、グリップはソフトに握るべき、と話すのはドラコン日本チャンピオンに5度輝いたことがある南出仁寛プロ。「ドラコンの選手は例外なく、グリップに力を入れず、ソフトに握っています」とのこと。さっそく、ソフトグリップが飛ぶ訳とコツを教えてもらおう!

ゆるく握ればヘッドが走ってボールを押せる

ゆるゆるグリップが飛ぶ理由は、ゆるく握ればヘッドが走ることにあるという南出プロ。

「最大の理由はヘッドが走ること。ギュッと握っていたらヘッドは走らず、インパクトで止めるようなスウィングになってしまいます。逆にヘッドが走ると『線』でボールを押していける。また、手首を柔らかく使えるのでトップが深くなり、ダウンスウィングではタメが作れます」(南出)

画像: 「アマチュアの多くは長いクラブほど強く握っています。これは『飛ばしたい』と意識して力んだり、長さによる不安からくるもの。本当はその逆で、長い番手ほどゆるく握らなきゃダメなんです」

「アマチュアの多くは長いクラブほど強く握っています。これは『飛ばしたい』と意識して力んだり、長さによる不安からくるもの。本当はその逆で、長い番手ほどゆるく握らなきゃダメなんです」

ボールを投げる感覚でアドレスを作る。ボールを投げる時、最初から力を入れる人はおらず、腕には脱力感がある。力が入るのはリリースの瞬間だけ。アドレスも同じ考え方で、脱力した状態が必要。

画像: 投球時に力を入れるのは一瞬だけ

投球時に力を入れるのは一瞬だけ

背骨ではなく腰で前傾を作る。無駄な力を抜くために腕やグリップは脱力することが大事だが、全身がゆるんでしまってはダメ。腰を丸めるようにして前傾を作る。背中を丸めてしまうと猫背になってしまうので注意。

無駄な力を抜くためには、長いものを「速く振らなきゃ」というイメージを払拭することが大事。アドレスの際、ヘッドを地面に置いてからグリップを作るようにすると力みにくい

ゆるゆるグリップはドラコン選手もやっている飛距離アップのコツ。ポイントを抑えて、飛ばしのグリップを手に入れよう!

写真/西本政明

(出典:週刊ゴルフダイジェスト2015年3月17日号)

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