参加者の9割がヘッドスピード50m/sを達成するという飛距離アップ塾が開催されているのをご存知だろうか。それが、「一般社団法人日本プロドラコン協会」(以下JPDA)の主催するレッスン。飛ばしのことは専門家に聞け! というわけで、レッスン現場を取材してきた。

ポイントは体の右サイドでヘッドを走らせること

週に1回、50分のレッスンを受けるだけで飛距離が大幅アップ。飛距離アップしなかった場合は返金! というドラコンプロによる飛ばしのレッスンがひそかに話題になっている、という情報をキャッチ。取材に行ってきた。

そのレッスンは、具体的なスウィング修正に力点を置くのではなく、飛ばし方の“原理”を体感し、理解させるというもの。ポイントは「体の右サイドでヘッドを走らせること」だという。具体的に見ていこう!

まず大切なのは、やっぱり構え方。JPDAインストラクターの松谷伸次さんが解説してくれた。

「両ひじを内側に絞った状態で体の前に下ろします。こうすると、体の前から腕が外れず、体の回転を効率よくクラブに伝えられるんです。このように、体の前に腕を置いたら、そのまま自然に下ろしてください」

画像: 両ひじを内側に向けて体の前に置き、自然と下ろした位置で構える

両ひじを内側に向けて体の前に置き、自然と下ろした位置で構える

大切なのは、無理のない姿勢で立つこと。その際、グリップは左手小指側3本以外は極力ゆるめておくことも重要だ。

切り返しの一瞬に力をギュっ!

さて、ヘッドスピードを上げる最大のポイントは、バックスウィングから切り返しの動きにある。

「インパクトで最大のヘッドスピードに達するためには、ジワジワとゆっくり力を加えるのではなく、切り返しの一瞬にすべてのパワーを出し切ります。綱引きの要領で切り返しに一気に『ギュッ!』と力を入れると相手を飛ばせるくらいの力が出せます」(松谷さん)

画像: 大人の男性が宙に浮いてしまうくらいの力。それを切り返しの一瞬に放出する

大人の男性が宙に浮いてしまうくらいの力。それを切り返しの一瞬に放出する

「切り返しの瞬間に手首のコックが解けないようにしながら、ギュっと力を入れます。テークバックでクラブが上がる力を受け止め、跳ね返すように力を入れるとインパクトで最大のヘッドスピードが得られるように加速させられます」

画像: トップではテークバックで発生した力を受け止め(左)、コックを解かず跳ね返すように力を入れる(右)。徐々に力を入れるのではなく、綱引きのように一気にギュッ! と開放するのがコツだ

トップではテークバックで発生した力を受け止め(左)、コックを解かず跳ね返すように力を入れる(右)。徐々に力を入れるのではなく、綱引きのように一気にギュッ! と開放するのがコツだ

テークバックでは、後ろにクラブの先端を投げるイメージで放り上げる。切り返しでは綱引きの要領で一気に力を出す。それにより、体の右サイドでヘッドが走り、インパクトではヘッドが手元を追い越していく感覚が生まれる=飛ぶのだという。

切り返しで一気に力を開放するというのは目からウロコ。ぜひ、お試しを!

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