あ～あ、ティショットがバンカーに入っちゃった！ 次のショットはクラブ選択に迷ったけれど、使わないほうのクラブをバンカーに置いて打とうとしたところ……。
「あ～ん！ 左へ行っちゃった」
ティショットは、狙ったところよりも残念ながらやや左へ。「もしかしてバンカーに入っちゃったかも⁉」
「ここからだと距離があるし……」
「やっぱりバンカーに入っていたか～。でもライは悪くないし、距離もあるから……。う～ん、クラブ選択に困るわね」
「よしっ、ユーティリティにしようっと」
「ここは慎重にアイアンにするか、距離を考えてユーティリティか迷ったけれど、ライも悪くないからユーティリティにするわ！ 使わないアイアンはこっちに置いて……っと」
「ヘッドアップしないように打つわよ～」。「えー！ ちょっと待って！！」
「待って！ クラブを置いちゃダメよ。バンカー内で打つ前にクラブで地面に触れたら2打罰よね。使わないクラブを砂の上に置くのも、砂にクラブで触れるわけだからNGじゃない。バンカーレーキならいいけれど、それ以外のものはバンカー外に置かなきゃいけないわ」。
「たしかにバンカー内でソールしたり、砂の状態を確かめたりするのは違反ですけど、今のはただ使わないクラブをそっと置いただけで、砂質を確認する意思もまったくないものです。なんの問題もないはずですよ～！」
さて2人の見解、正しいのはどちら？
バンカーにクラブを置くのはOK？
週刊ゴルフダイジェスト9月12日号「ゴルルとルール。」より（監修・小山混、写真・増田保雄）
![画像: 週刊ゴルフダイジェスト 2017年 9/12 号 [雑誌] | |本 | 通販 | Amazon](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2017/08/30/5a911f5ec16f246daa9f482860374780b237cbc8.jpg)
