わかってそうで意外とわかっていないレッスン用語を分かりやすく解説する月刊ゴルフダイジェストの人気連載「レッスン用語に五里霧中」。イラストレーター・野村タケオさんと井上透コーチの掛け合いが人気のこの連載、今回は「スウィングのスタートがぎこちないと言われたんだけど…...」がテーマ。松山英樹が構えたときにやる腕の動きにはナイスショットの秘密が隠されていた? さっそく調査してみた。

スウィングの始動は“動から動”の動きです

「ピタッと構えるまではいいんだけど、どうしても始動がギクシャクしちゃう。テークバックするときって何をきっかけにスタートすればいいんだろう」(野村)

そう悩むアマチュア代表・野村さんに対し、「スウィングの始動は、静から動ではなく、動から動の動きとしてとらえてください」と話す井上コーチ。アドレスで体のどこかが動いていると、始動のタイミングを計りやすいのだ。

画像: 松山が構えたときに行うルーティンには始動をスムーズにする意味があった(写真:2017年WGCブリヂストンインビテーショナル)

松山が構えたときに行うルーティンには始動をスムーズにする意味があった(写真:2017年WGCブリヂストンインビテーショナル)

「そもそもアドレスは『止まっているかのように見える状態』です。厳密には止まってはいるんですけれど、止まっている中でも何らかの動きをすることで、スタートがしやすくなるんです。ゴルフは、いかに自然にいつも通り打つかが重要。そのため、たとえば松山英樹選手のように腕を上下に動かすような動きを打つ前のルーティンにすると、いつもの自分というものを発揮しやすくなります」(井上)

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この記事は、月刊ゴルフダイジェスト2017年11月号の「レッスン用語に五里霧中」と連動したもの。本誌もぜひチェックしてほしい。

写真/姉崎正

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