毎週のように優勝争いをする韓国人女子選手たち。その共通点は、ずばりベタ足インパクト。そして、その彼女たちに勝る(?)バリバリのベタ足打法で活躍するのが、シニアの重鎮・三好隆だ。ベタ足アイアンの極意をじっくり聞いてみた。

ベタ足はパワーが逃げない打ち方です

「ベタ足」のアイアンには、どんなメリットが?

「インパクトを『ベタ足』にするということは、軸がズレないだけじゃなく、斜めにも傾かない。だから、ショットが安定します」(三好、以下同)

三好プロのインパクトは体が地面に対して垂直。でも、ベタ足にすると手打ちになる感じがするのですが?

「それでいいんです。多くの人は飛ばそうとして下半身を使いすぎる。その結果、体が開いて右足が浮き、軸が右に傾いて腕が振れない。でも『アドレスの位置にクラブを通す』意識のベタ足打法なら、垂直に軸が保たれ、腕が上下方向に振れるようになる。腕を振れば、下半身は自然に回転されるものだから、手打ちにはなりません」

画像: 下半身を使いすぎると、右足が浮いてインパクトがアドレスからズレる。ベタ足だと上体がズレず、クラブが遠回りしないスウィングになる

下半身を使いすぎると、右足が浮いてインパクトがアドレスからズレる。ベタ足だと上体がズレず、クラブが遠回りしないスウィングになる

手をアドレスに「戻すだけ!」がコツだと三好プロは話す。

「アドレスの位置に手を戻すだけ。つまり、構えから左肩を90度回してトップになり、それを90度戻してインパクト。本当にこれで十分です」

画像: 「足の指で軽く地面を押すようにすると安心感が出てくる。足踏みしながらしっくりくる立ち方を探してみるんです」

「足の指で軽く地面を押すようにすると安心感が出てくる。足踏みしながらしっくりくる立ち方を探してみるんです」

ショットが安定しない人や下半身を使いすぎる人はベタ足打法がうってつけ! 三好プロに教えてもらったベタ足打法のメリットを体感してみよう。

写真/増田保雄

(週刊ゴルフダイジェスト2016年9/27・10/4号より)

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