2018年初戦のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズは世界ランク1位のダスティン・ジョンソンが後続に8打差をつける圧勝で幕を閉じた。433ヤードのパー4(12番)であわやホールインワンのスーパーショットを見せつけるなど、飛んで曲がらない強みを発揮したDJ。一気にドライバー400ヤード時代の到来を予感させた。

ドライバーショット400ヤードの時代の幕開けか?

アップダウンがきつく風向きによっては爆発的ショットが炸裂することになるハワイ、マウイ島のプランテーションC at カパルア。PGAツアーの公式ツイッターによると大会中400ヤード以上飛ばした選手は以下の10名だ。

ダスティン・ジョンソン
松山英樹
ケビン・チャペル
ジョン・ラーム
ジャスティン・トーマス
ザンダー・シャウフェレ
ブルックス・ケプカ
パトリック・キャントレイ
ジョナサン・ベガス
グレイソン・マーレイ

最終日に7アンダー66の猛チャージで見せ場を作り4位タイに入った松山もしっかり400ヤードを飛ばしていたということ。

画像: ダスティン・ジョンソンはセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズの最終日、12番パー4(433ヤード)でドライバーショットをピン15センチにつけた(写真:2017年WGCブリヂストンインビテーショナル)

ダスティン・ジョンソンはセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズの最終日、12番パー4(433ヤード)でドライバーショットをピン15センチにつけた(写真:2017年WGCブリヂストンインビテーショナル)

かつては「飛べば曲がる」が定説だったが今回のジョンソンがそうであったように近頃は飛んで曲がらない選手が多くなった。

今回彼はテーラーメイドの新ドライバーM4(シャフト: フジクラ スピーダー661 エボルーション2.0 ツアースペックX)を使用。「新しいテクノロジーがさらに飛距離を伸ばしてくれた」と手応えを口にしていた。

しかも126ホール連続3パットなしというのだから大差をつけて勝つ理由もわかるというもの。

300ヤードドライブがもてはやされた時代はもう過ぎた。マン振りではなく普通に振って400ヤードの時代の足音が近づいてきている。

日本勢が世界で活躍できない理由をトム・ワトソンに尋ねたとき、レジェンドは「飛距離が足りない」と即答した。以前なら飛距離をショートゲームで補ったものだが、飛んで曲がらずパットも上手い選手が世界の上位を占めているとしたら、今後松山以外の日本勢はさらに厳しい戦いを強いられそうだ。

写真/姉崎正

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