ペタッとした薄い芝、凍ったグリーン、硬いバンカーなど、冬のグリーン周りは厄介で、苦手意識を持っている人が多い。とはいえ「ちょっとしたコツさえつかめばその苦手意識はなくなります」と言うのはレギュラーツアー通算10勝を挙げた田中秀道プロ。冬のグリーン周りを攻略する完全レッスン!

ウェッジだと跳ね具合が計算しにくい

ゴルフダイジェスト編集部(以下GD):冬のグリーン周りでは、サンドウェッジでワンクッションさせることが多いのですが、なかなか上手くいきません。

田中秀道(以下田中):サンドウェッジはボールが上がりすぎるので、ワンクッションした後にボールの勢いが弱くなりすぎてしまうんです。

GD:では何番で打つのが正解なのですか?

画像: 9番アイアンはサンドウェッジに比べてミスが少ないのが魅力

9番アイアンはサンドウェッジに比べてミスが少ないのが魅力

田中:私は9番アイアンをオススメします。打ち出しが低く、ワンクッション後もボールの勢いがあまり弱まらない。さらに、冬の枯れた芝では、サンドのバウンスが跳ねてミスする可能性が高いですから。

GD:リスクの低いクラブが9番アイアンということですね。

上げる意識をゼロにして、「1、2、3」で振ろう

GD:打ち方のコツはありますか?

田中:低く打ち出そうとしているのに、多くの人はボールを下からすくいがちです。『構えたロフト通り当てる』意識を持ってスウィングしましょう。そしてスウィングはとにかくリズムが大事。余計なことをあれこれ考えるよりも『1・2・3』のように自分に合ったリズムを唱えながら振るほうがミスは減るんです。

画像: 一番大切なのはリズム。自分にとって心地良いリズムで打とう

一番大切なのはリズム。自分にとって心地良いリズムで打とう

9番アイアンを屈指して、冬のグリーン周りでも「ナイスアプローチ」を決めよう。

(週刊ゴルフダイジェスト2016年2/9号より)

写真/姉崎正

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