米国のゴルフエディターが興味深いデータをツイッターで紹介している。「ジャスティン・トーマスは31戦7勝で勝率23%。それより凄いのは? タイガー・ウッズ。キャリアを通して勝率24%」というものだ。さて、では日本のエース・松山英樹は「何%」なんだろう?

トーマスは初優勝から31戦7勝。タイガーはキャリアを通じて331戦79勝!

ジャスティン・トーマスが初勝利を挙げたのは2016年10月のCIMBクラシックでのこと。それ以降、トーマスは30試合に出場し、6つの勝利を収めている。31戦7勝、勝率は約23%と驚異的数字となる。2013年の初優勝以来通算11勝を挙げている元世界ランク1位のジョーダン・スピースの勝率が約10%であることを考えると、その数字がどれだけすごいかがわかるというもの。

タイガー・ウッズの“キャリアを通じて”の331戦79勝、勝率24%という数字も異常値と思えるほどすごい。そして、数字だけ見ればトーマスはPGA(米男子)ツアー史上2位の79勝を誇るタイガー並みのペースで勝利を重ねているということになる。

さて、では日本のエース、松山英樹はどうだろうか。松山の初優勝は2014年6月のメモリアルトーナメント。その試合を含め、2018年までに86試合に出場し、5つの勝利を重ねている。勝率は約6%で、トーマス、タイガーに比べると見劣りするように感じられるかもしれないが、世界のトップ中のトップと戦ってのこの数字は十分すごい。有名どころでいえば松山より3歳年上のリッキー・ファウラーは2012年の初優勝を含めて132試合に出場して4勝を挙げており、その勝率は約3%と松山の約半分。改めて、松山が世界のトップ選手であることを実感させられる数字だ。

画像: PGAツアーでの勝率は約6%。国内では27%の松山(写真は2017年)

PGAツアーでの勝率は約6%。国内では27%の松山(写真は2017年)

ちなみに、国内ツアーに限定して数字を見てみると、アマチュアとして初優勝を遂げた2011年の三井住友VISA太平洋マスターズ以降、その試合を含め30試合に出場して8勝を挙げており、松山の勝率は約27%にまで跳ね上がる。しかも、そこにはアマチュア時代の戦歴も多分に含まれる。

現在は4月のマスターズに備えて故障した左手親指の回復に努めているという松山。故障を乗り越えて、ライバルたちとしのぎを削る日本のエースの姿を楽しみに待ちたい。

写真/岡沢裕行

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