今年もいよいよ開幕を迎える男子ツアー。開幕戦を制するのは誰か!? という興味とともに、注目を集めるのが選手たちが手にするニューギア。そして、まさにこのタイミングで、一本の気になるドライバーを発見した!

話は20日ほど前に遡る。埼玉県秩父市のブリヂストンのテストセンターで、宮本勝昌がニューモデルドライバーをテストするという情報をキャッチし、取材を行った。

その場で気に入った宮本だが、その段階ではルールを統括するR&Aの「公認リスト」に載っておらず、試合で使うことはできないという話だった。春先に公認リストに載るということで、おそらくは国内の開幕戦に合わせてくるだろうと予測された。

情報を注視していた編集部がこのクラブのR&Aへの“リストオン”を確認したのは日本時間4月10日のこと。やはり国内の開幕戦に合わせて、試合で「使用可能」になったというわけだ。

前回の取材時には「初速を上げて、低スピン&高打ち出しで飛距離を伸ばす」といった情報しかなかったが、今回R&Aの公認リストに掲載されたことで、ソール面を見ることができるようになった。

ソール面には「TOUR-B XD3」の文字と「P40-1」の文字が見て取れる。「TOUR-B XD3」といえば、ブリヂストンの現行プロモデル。おそらくこのプロトタイプと見られるドライバーは、その後継機と見て間違いがなさそう。

ブリヂストンは、まずツアーにプロトタイプを投入し、プロが試合で使用することで得たデータやフィードバックを元に、製品版を仕上げてくる。いわばツアーで“磨き”をかけるのが得意なメーカー。この「新TOUR-B(仮)」もそのパターンになるのかもしれない。

ソールの中央とヒール側後方にはそれぞれウェートが配されており、プロモデルながら低重心かつ深重心であることが予想される。宮本の試打では持ち球のフェードの幅が収まり、低スピンで飛距離を伸ばすことに成功していたが……。

ツアーで話題になること必至のこのドライバー。引き続き、注視したい。

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