シングル(一桁)ハンディの上級者は理想の弾道をイメージしてティグランドに立つが、アベレージには「イメージが湧かない」ままティグラウンドに立つ人が多い。これは想像力の差ではなく、ナイスショットを鮮明に記憶しているかどうかだと、メンタルトレーナー・プロコーチとして活躍する松本進は言う。ナイスショットを頭に焼き付けるために気を付けたいことを、著書「ゴルフ、あっというまに上達する極意。」からご紹介。

ナイスショットをハイビジョン録画しておこう

シングルはティグラウンドに立った時、理想の弾道を思い浮かべようとします。これがイメージトレーニングとなって、これから自分が実行しようとするショットにプラスの影響を与えるのです。

この話をアベレージにすると「映像が思い浮かばない」「イメージが湧かない」という返事が返ってきます。この原因はイメージ力の差ではありません。実は、アベレージは頭の中にナイスショットの記憶がきちんと「録画」されていないから、見ようと思っても見られないだけなのです。

画像: ナイスショットは徹底的に記憶させる。そのためには、ナイスショットしたらその弾道を目に焼き付けて、脳に記憶させておこう

ナイスショットは徹底的に記憶させる。そのためには、ナイスショットしたらその弾道を目に焼き付けて、脳に記憶させておこう

多くのアベレージは、肝心なときにティペッグを拾っていて、反対にOBになりそうなボールは最後まで、じっと見ています。だからミスショットの記憶ばかり増えてしまい、ティグラウンドに立つと、ミスショット映像だけが映し出されるのです。

ナイスショットしたときにはティを拾うのは後回しにして、ボールが止まるまで行方を見て、鮮明に記憶。しっかりハイビジョンで録画しておきましょう。これはコースに限らず、練習場でも実践したい習慣です。

「ゴルフ、あっというまに上達する極意。」(ゴルフダイジェスト新書)より

撮影/有原裕晶

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